静岡県立大学の授業の一環として開催された明石ガクトさんの講演を聴いてきました。
授業の一環なので、なんと聴講無料!

東京でお金払ってもなかなか聴けないであろう、明石さんの講演。
静岡県立大学さん、こんな大盤振る舞いいいの!?
というスペシャルな講演でした。

大学時代にこんなすごい人の講演を聴けるなんて、
静岡県大生は幸せです。

 

 

動画2.0明石ガクトさんの講演を聴いてきた

 

明石ガクトさんとは??

いまや映像業界、動画業界で知らない人はいないという草分け的存在。

なんと静岡県出身だそうです。

ワンメディアという会社を率いて、
キャストとクリエイターを束ね、SNSや街頭CM向けの動画を制作する会社です。

2018年に発売された著書『動画2.0』で一躍有名になりました。

 

 

Twitter

なんと公式サイトがないようだったので、Twitterのアカウントを掲載しておきます。

スクリーンショット 2019 11 26 12 48 14


https://twitter.com/gakuto_akashiyより

 

 

動画と映像の違い

今回の講演の中で一番心に残ったのは、
動画と映像は違うという話でした。

 

情報濃度の違い

映像の代表格はテレビや映画。
これらは基本的に、人間の話す速度を変えてはいけないという原則があります。

そして、1時間〜2時間、ゆっくり落ち着いて観る前提で作られています。

そしてに対して動画は、短く、スピーディーで、
内容が凝縮されているもののことを言います。

時間に対する情報濃度が濃いものを動画というそうです。

 

映像から動画へ

いま、若者たちの間で、
ゆっくりTVを見るという習慣がなくなりつつあります。

そもそも大きな画面で、画面から離れてゆっくり映像を観るのと、
小さな画面で、至近距離で、スキマ時間に動画を観るのとでは、
見方、情報の受け止め方、スピード感が全然違ってきます。

いま、映像から動画への転換期と言っても良いでしょう。

 

動画にとって重要な3S

明石さんによれば、動画にとって重要なSは以下の3つだそうです。

Smartphoneスマートフォン

=小さい画面で、至近距離で見られる前提で作る

Speedスピード

=サクサク進むこと

Silenceサイレンス

=音が無くても観れる

 

悪い動画

逆にこれはダメだというのは

 ・「なるほど」という情報性がない
 ・先を見たくなるストーリー性がない
 ・作者のメッセージに一貫性がない

 

いくらキレイでオシャレでも、今の時代、これは観られないそうです。 

 

マスがいない時代

昔はお父さんから子ども、おじいちゃんおばあちゃんまで同じTV番組を見ていました。
今は好きなものも、見方も、人によってまったく異なる時代です。

そんな時代においては

みんなが同じものを好き=5000万人が熱狂するひとつのコンテンツを目指すのではなく、

みんなが違うのもを好き=5万人が熱狂する1000のコンテンツを目指した方が良いとのことでした。

 

動画2.0読んでみたいと思いました。