先日、民間の調査会社ユーラシア・グループが
「2021年の10代リスク」というのを発表しました。

この内容がとても衝撃的だったので、
今回は元社会科教師の私が
2021年の社会を危機におとしいれる
「2021年10大リスク」について解説していきます。

動画の最後の方では、
この調査では触れられていなかったけど、
忘れちゃいけない『あのリスク』
についても解説していますので
ぜひ最後まで動画をご覧ください。

 
リスク1:46

ひとつめ、2021年、世界最大のリスクは『46』(Forty-sixth)だそうです。

これは、もうYouTubeでは話題にしてはいけないあの話です。
メリケンの総大将選びですね。

もうね、今、特定のキーワードを出すとYouTubeのAIから目をつけられてしまうという
恐ろしい時代になっているので、古語で言いますね。

メリケンの総大将戦ね。

これね、メリケンの総大将がどっちになるか?という話じゃなくて、
一番重要なのは、
新しい総大将、あのお爺さん、梅田さんのことを
メリケン国民の半数近くが「正統な大将じゃない!」
と強く信じているということです。

別の調査、ワシントン・ポストとABCニュースの調査では、
32%の国民が「梅田さんは正当に勝利しなかった」と答えたそうです。
これ、1/18の調査です。

これによって、メリケン国内で社会分断、政治分断が続く。
これがリスクだということです。

これ、ちなみに私は2020年11月18日の時点で
「メリケンはどっちが勝っても分断される!」
と明確に予測していたのですが、
YouTubeからの激しい追い込みによってその動画は
残念ながら現在非公開となっております。

 

話は戻して、政治的にはトリプルブルーなので、
青い政党の方がなんでも決められるんだけど
国民の3分の1は
「このやろう、この嘘つき、詐欺師集団が!」と
燃えるような恨みと不信感を持っているので
非常に政治力が弱くなって、不安定な社会になるということです。

そして、今もそうなんですが、
なんかあるとすぐ暴動が起こって、過激派がそれに乗っかって、
下手したら大惨事につながる。

梅田さんがボスである限り、その状態がつづきます。
それがリスク1です。

 

リスク2:感染症問題長期化

ワクチン開発成功によって、
今流行の感染症は正常化に向かいつつあるけれども、
この接種スケジュールがうまいこと進まないよと、
このレポートでは言っています。

生産量の問題、流通・管理の問題、どの国がいくつ買うかという問題、
そしてワクチン不信の問題などがあるからです。
だから、ワクチンができたからといって、
早期に解決できるわけではないよと。

そして、この問題が長期化することによって、
国の借金は膨れ上がり、失業者が増大していく。
世界中どの国も決定的な対策を打てないので、
世界中で強い政治不信が生まれていくよとも言っています。

この問題で特にダメージが深刻な国は、
トルコ、ナイジェリア、南アフリカ。
これらはもともと経済的に苦しかった国で、
今年、2021年にはかなり危機的状況におちいる可能性があるとのことです。
これも結構前から私が指摘していたことと重なります。

 

リスク3:環境問題をめぐる問題

3つ目は『環境問題』ではなく『環境問題をめぐる問題』です。

メリケンの梅田さんは、就任当日に『パリ協定』への復帰を表明した。
パリ協定っていうのは世界の国々が環境問題に対して
一丸となって取り組んでいきましょうね〜という協定です。

メリケンは、寅さんが「その協定から抜ける」と言って、
いったん抜けていたんですね。

でも梅田さんはそれに復帰する、と。
そしてメリケンがリーダーシップを発揮して、
環境問題への取り組みが世界的に進んでいくんじゃないか
、、、と注目を集めるんだけど、なかなかそれもうまくいかないんじゃないか?
という話です。

 

リスク4:米中対立

米中の経済対立は、2020年ほどではなくなるけれども、
同盟国との問題、ワクチン配布、先端技術競争などによって、
今までとは違う場面での緊張が高まる可能性があるよ、と。

このレポートは指摘しています。

さらに、

「米中の緊張が高まると日本はその間で板挟みになる。
 日本の安全保障はメリケンに依存しているが、
 経済ではC国との関係が重要になっている。
 日本の総理は米中対立の板挟みになってはいけないと理解している。
 だがそれを回避することは困難だ」

と言っています。

これは私が言ってるんじゃないですよ、
メリケンの政治分析の専門家が言ってるんですからね。

 

リスク5:データ規制強化

5つ目はデータの規制強化、データ競争です。

これ、どういうことかというと、
『データ』がこれからの『経済的な資産』になるので、
各国はそれを守ための戦いを繰り広げるということです。

メリケンや日本、ヨーロッパはこれまで「自由なインターネット」を掲げてきましたが、
C国はネット上でもかなり厳しい情報規制をしてきましたよね。

昔はC国に対して「情報規制するなんてけしからん!」という声が多かったですが、
今すでに世界中こうなりつつあります。

自由にどうぞ!と言って、企業に任せていたら
テクノロジーや、国民の個人情報、ビッグデータをどんどん外国に取られちゃうからです。

 

リスク6:サイバー紛争

テレワークとか、5G、オンラインミーティングなどの普及によって、
インターネットがさらに人々の生活に密着したものになります。

しかし、インターネット空間、サイバー空間の中での
国際ルールというのはほとんどできていないんですね。

サイバー攻撃の容疑者としていつも名前が上がるのは、
ロシア、C国、北朝鮮。
彼らは国家レベルでレベルの高いサイバー軍をつくっています。
彼らによって国民のデータ、技術が奪われるリスクがあります。

 

リスク7:トルコ

日本人にとっては馴染みの薄い話題ですが、
トルコは2年連続で、世界の10大リスクにランクインしています。

何がリスクかというと、経済危機、金融危機です。

トルコはイスラム教国なんですが、
ヨーロッパと中東の中間地点として、どっちともうまくやる
そのために政治と宗教は切り離すという考えの国だったんですね。

ところが現在のエルドアン大統領は、
新オスマン主義と言われる考えで、イスラム的な政策をガンガン打ち出して
そのせいでトルコはヨーロッパからも距離をおかれ、
アラブ諸国からも孤立するような立ち位置になってしまいました。

さらに経済政策も無謀なものが多く、
このレポートでは「今年いっぱい持たない」と明言されています。

 

リスク8:原油価格

去年2020年、ガソリンが一時期めちゃくちゃ値下がりしてましたよね。

あれ、日本人にとってはうれしかったですが、
中東とか北アフリカには『石油』しか主な産業がない国があって、
そういう国は収入が激減してしまったんですね。

しかも、中東の国はあの感染症でも大ダメージを受けている。

そして、それは今年もつづく可能性が高く、
そのせいで、産油国、石油をたくさん輸出していくる国の経済が
かなり厳しくなるよとのことです。

 

リスク9:メルケル首相退陣

15年、ドイツの首相を務めたメルケル首相が2021年秋、
任期満了をもって退任します。

彼女はイギリスのマーガレット・サッチャー首相につぐ『鉄の女』と呼ばれ、
ドイツを堅実な経済大国にしただけでなく、
ヨーロッパ、EUのリーダーとしてもリーダーリップを発揮してきました。

彼女がいなかったら、
EUはとっくに分裂していたと言われています。
彼女がいなくなることは、
ヨーロッパにとっても、世界にとっても大きなリスクです。

 

リスク10:中南米の混乱

最後は、これも日本にとって馴染みが薄いですが、
中南米の問題。

中南米はもともと政治的、経済的に問題を抱えている国が多かったのですが、
その問題があの感染症によってさらに深刻化。

さらに、貧しい国ですから、ワクチンが買えない。
ワクチンが入ってくるのは、2021年後半からだそうです。

そうすると、もう2021年も大混乱の中で過ごすことは
ほぼ確定しているんですね。

そんな中、アルゼンチンとメキシコでは議会選挙が、
エクアドルとペルー、チリは大統領選挙があり、
もしかしたらブラジルやトルコのように破茶滅茶な大統領が出てくる
可能性があり、それが世界的なリスクだということです。

 

リスク11:コロナバブルの崩壊

そして最後は、杉山が考えるリスク。
それはコロナバブルの終焉です。

私は2020年4月からずっと経済危機やコロナバブルの崩壊を
訴え続けてきました。

今のところまだ崩壊していないので、
私のその予想は外れているわけですが、
それについては申し訳ありません。

でもなぜ外れているか、わかりますか?

それは人類が未知の領域に足を踏み入れているからです。

各国政府がお金を刷りまくって
国民にばらまきまくる。
さらに中央銀行が株を買いまくる。

それによって株価の下落を防ぐ、
防ぎ続ける。

それをかつてない規模で行うという、
人類史上初の試みを今、世界中で行っています。

前代未聞、史上初の試み、実験が今行われているので、
多くの経済学者の予想を裏切って、株価は暴落しないのです。

これまでの理屈で考えたら、
バブルは弾けるんですが、
これがこれからどうなるのか?もうわかりません、
経済学者もお手上げ状態に今なっています。

ちょっと前まで「株価急落はいつ」とか「バブル崩壊直前か」
とかいう記事をよく見かけましたが、
最近はもう見かけないですよね。

それはもうわからん!ってなってるからです。

でも私は明言します。
バブルは絶対に弾けます!
ちょっとしたことをきっかけに雪崩のように崩れます。

 

ということで今回は

「2021年世界の10大リスク」というテーマで動画をお送りしました。

ぜひ皆さん、2021年、
これらのリスクに気をつけて過ごしてください!

 

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-01-05/QMF94MDWRGG401

https://news.yahoo.co.jp/articles/6e291709f04236ea415f88cb0db6f6890a6f670d

https://news.yahoo.co.jp/articles/50e250ee03e66bcf630b7381c94f79867b6442ee