米国ボス選び、
1月6日、すべてが決まります。

これまで二転三転、踏んだり蹴ったり
という感じでしたが、
ようやく1月6日に最終決着を迎えそうです。

ということで今回は
前半では1月6日に何が起こるか?
後半では寅さんを敗北に追い込む可能性のある
3つの裏切りについて。
また、その後どうなっていくかということを解説していきます。

 

私は元社会科教師で、
今は社会系のYouTuberとして情報発信しています。

アメリカ政治の専門家ではないのですが、
元社会科教師の経験を生かして、
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アメリカ大統領選とか、コロナとか、
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最終決着は1月6日で確定

ということで、
ボス選びの最終決着の日についてなんですが、
それは1月6日。
日本時間で1月6日の夜中から1月7日朝にかけてです。

 

これはほぼ決定しました。

1/19まで粘る説もあるんですが、
1/6前後に何も起こせなければ
その時点でもう難しい、
ギリギリまで粘っても無理でしょう。

 

寅陣営はこれまで
地方裁判所での戦いから初めて
最高裁への提訴、
州議会への訴え、公聴会の開催など
さまざまな動きをしてきました。

その最終局面が1月6日なんです。

 

1月6日に起こること

では1月6日に何が起こるのか?
制度的な面から解説します。

 

1月6日に連邦議会の上下両院議会(ジョイントセッション)が開催され、
そこで選挙人投票の開票が行われるのです。

それを執り仕切るのは、
上院議長である副大統領、
つまり、ペンス副大統領です。

 

順当に開票が行われれば、
バイデンの勝利、となるのですが、
これに対して、下院議員は異議を唱えることができます。

異議申し立ては今回に限らず、
毎回行われています。

そして、その下院議員の異議申し立てに対して、
上院議員1名以上が賛同して、一緒に異議を申し立てると、
副大統領は

「よし、わかった。今、異議が申し立てられたので、
 これについて上下各院で審議してくれ」

と言うことができます。

ちなみに、下院議員が言っているだけではダメなんです。
それに対して、上院からも誰か賛同者が出てくれないと、
その申し立ては棄却されます。

 

さて、この異議申し立てが審議されることになると、
上下各院に分かれて、この申し立てについての審議が行われます。

そして、
上院は共和党が多いので、異議申し立てを認め、
下院は民主党が多いので棄却されます。

 

そうすると1対1になってしまうので、
最終的に上院議長であるペンス副大統領がどちらに賛同するかで、
この異議申し立てが通るかどうかが決まります。

 

ここまではある程度はっきりしていることです。
合衆国憲法にも規定があります。

ただ、ここから先、どうなるかがわからないんです。
なんでわからないかというと、
今、起こっていることがあまりにも異例中の異例だからです。
ケネディの時に似たようなことが起こってはいますが、
それが本当に前例になるかは断定はできません。

なので、現時点では専門家の言うことですらも
予想でしかないはずなんです。

 

この後の流れとしては次の3つが考えられます。

①激戦州の票が無効になり、その時点でトラ再選が決まる

②激戦州の票が無効になり、再度、選挙人を選出させる

③両候補ともに過半数を獲得できず、下院議会の投票によって決めることになる

 

この3つの可能性です。
そしてこの3パターンとも、虎勝利の可能性が高いです。

なので、どのような流れになるかはわかりませんが、
両院議会での異議申し立てが通った時点で、
虎再選はほぼ決定するということです。

 

トラ敗北に追い込む可能性がある5つの裏切り

ということで、
手続き的には、順当に行けば虎再選の可能性が高いのですが、
途中で思わぬ裏切りが入って、この手続きが邪魔される可能性があります。

その可能性は3つあります。

 

① ペンスが裏切る可能性

ひとつはペンス副大統領が裏切る可能性です。

私はこの可能性がとても高いと思っていて、
それを一番危惧しています。

なぜなら、
もともと寅さんとペンスの間には溝があるからです。

ペンス副大統領と、ポンペオ国務長官は『ネオコン』と呼ばれる思想なんです。

ネオコンとは簡単に言うともともと左翼なんですが、
冷戦下で社会主義に絶望したり、家族を殺されたりして、
共産主義大嫌いになって、保守派に転向した人たちです。
今でも中国やロシアに恨みを持っていて、
軍事介入してでも、中国ロシアの勢力拡大を食い止めなければならない。
そして、世界にアメリカ型民主主義と自由主義を広めていくのだ!
と考えている人たちですね。

 

トラさんの敵対候補である梅さん、
そして黒幕であるヒラリー、ビル、オバマなんかは
リベラリスト・グローバリストなんですが、
戦争してでも、世界にアメリカ型民主主義と自由主義を広めていくのだ!
という点では、ネオコンと完全に一致しています。

 

なので、
ネオコンとリベラリストは上の方ではつながっていると言われています。
それがまさにアメリカを裏からコントロールしている『DS』なんですよ。

ブッシュ、クリントン、オバマ、ヒラリー、バイデンと、
それにくっついてる議員たちも、みんな

「戦争起こしてもアメリカの正義を広めましょう」

という正義でつながってるんですね。
もちろん、そこには『利権』があるんですよ。

なので、ペンスは共和党で、保守派という点では
寅さんに従っていますが、
腹の底ではどこまでいっても経済優先、アメリカ優先、民衆主義の
寅さんのことが気に食わない。

 

だから、一番裏切る可能性が高いのはこの人だと
私は思っています。

そして、ペンスが1/6の両院議会の中で
DSの都合の良いように審議をさばけば、
この時点での寅さんの逆転は難しくなります。

 

② 共和党が裏切る可能性

ペンスと並んで裏切る可能性が高いのが、
共和党上層部です。

先ほども言いましたが、ブッシュファミリーを筆頭に、
共和党上層部も利権を抱えたネオコン、DSですから。

その筆頭がマコーネルです。
この人は本当にC国マネーズブズブで、
裏から表から共和党議員たちに圧力をかけている極悪人です。
今回の騒動がこじれているのはこの人のせいです。

彼は
「1/6に異議申し立てをするな」と他の議員に圧力をかけたり、
大統領が戦っている中で勝手に売電勝利を認めてしまったりと、
本当に内部抵抗勢力なんですね。

彼以外にも共和党員の中には
RINOと呼ばれる裏切り者がたくさんいます。

それは何年も前に送り込まれて時間をかけて上層部まで登り詰めていったRINOもいますし、
もともとは熱心な共和党員だったんだけど、
お金つかまされたり、ハニートラップでスパイ化している人もいる。

なので、共和党員だからと言って
信用することはできない状態なんですね。

 

で、今のところ上院からは2〜3名

下院から5名ほど異議を唱えると表明している人、
異議を唱えると言われている人がいるんですが、
もしかしたらこれが罠という可能性もあるんですよね。

「言ったるで〜安心してや〜」と言いつつ、
裏ではすでに手を回されていて、
実際、当日になったらシレーッと黙って座ってるとかね。

本当にあり得ますからね。

こういうことが起こったら、
この開票作業を無効化することができませんので、
1/6寅さん逆転はかなり難しくなります。

 

③ 政権関係者が裏切る可能性

あとは政権内部からの裏切りがある可能性もあります。

政権内部にはペンス筆頭にネオコン勢力もたくさんいますし、
前司法長官や前国防長官のように協力しない人、
某諜報機関の長官のように率先して
寅さんに攻撃を仕掛けてくる人もいるんですね。

寅さんはそれらをちょっとずつ粛清していて、
国防長官や司法長官を交代させていますが、
それでもやはり根深いんですよ。

だからまだまだすべてを掌握できていない。

軍隊はほぼ掌握しているそうですが、
F○I、C○Aなど武装諜報機関は完全にアンチ虎陣営。

おそらく今、これらの機関が
全力で虎陣営に工作を仕掛けています。

工作というのは、
スパイを送り込んだり、
スキャンダルを見つけ出したり、捏造したり、
デマを流したり、ハニートラップしかけたり
関係者を脅したり、資金や武器を流したり、
そして暗殺したり。

これ、実際にアメリカが他国に対して
やってきたことですからね。

「自由と民主主義の国です」
って顔しながら、ずっとこういうことやってるんだから。

こういう攻撃を政権内部から受けて、
計画が頓挫してしまうという可能性は十分にあります。

 

ジョージア州のケンプ知事ね、
疑惑の渦中にいる人ですが、
彼がちょっと虎陣営に協力する姿勢を見せた途端に、
彼の娘婿は、車が爆発して爆死しました。

 

映画だったらきっと、
黒服の男がすれ違いざまに

「娘に車に乗らないように言っておくんだな」

とか言って去っていきそうな、
そんな話ですが、
実際こういうことが起きている。

 

虎さんも、寅さん弁護団も相当にこういう
攻撃を相当に受けていると思いますが、
よく耐えていると思います。

 

ということで、
ペンス、共和党内部、政権内部などからの裏切りや攻撃があると、
今のシナリオが大きく崩れるという可能性はまだあるんですね。

 

その後のシナリオ

そして、
じゃあ、そのあとどうなるか?という話ですが、
1/6に見事、くつがえせた場合には
そのまま寅さんが就任することになります。

ただし、それでハイ終わりではなく、
マスコミ、DS勢力、共和党内部で不法行為を働いていた人たちは
徹底的にやられるでしょうね。

そうしないと、4年後にまた同じことが起こるし、
寅さん自身も、自分がやられちゃうから。

ただのボス選びじゃなくて、
国家を守る戦いだと、それくらいの覚悟でやっていると思います。

 

では、
先ほど言ったような裏切り行為や、攻撃のために、
1/6に選挙結果をくつがえせなかった場合、
その場合はどうなるか?

その方法は2つあります。

 

①大統領令の発令

②戒厳令の発令

の2つです。

 

 

①大統領令の発動

まずは大統領令の可能性、
勘違いしている人も多いんですが、
2018年にすでに不法選挙に関する大統領令は出ているので、
正確には発令ではなく、発動です。

実はトラさんは今回の件を見越して、
すでに2018年に大統領令を出していたんです。

その大統領令によると
「選挙プロセスへの外国の干渉を予期し、
 そのような国際選挙詐欺に関与した個人、グループ、または国を調査し、罰する」
とあります。

要は、不法選挙があった場合、そいつらを大統領権限でバンバン逮捕して、
処罰することができるってことです。
もちろんその筆頭のおじいさんも例外ではありません。

国家情報長官のラトクリフという人がいるんですが、 
この人がすでに寅さんに報告書をあげているんですね。

なので、これを根拠として、大統領令による調査、処罰につながっている可能性があります。

国家情報監視法という法律もあるので、
そちらを使うかもしれません。

 

②戒厳令の発令

最後は戒厳令の発令です。

これは寅さん自身もできればやりたくない。
寅さん弁護団もこれには反対しています。 

戒厳令というのは以前、動画でもお伝えしたんですが、
憲法や法律を一時停止して、軍隊が国を掌握するシステムなんですね。

かなり強権的なんですよ。

だから、弁護士たちはもちろん、
できれば法律の中で解決したい。

でも、
裁判所も、議会も、政権内部ももう
裏切り者だらけだとしたら、
もう解決する手段ないじゃないか、と、
そう主張しているのが、
フリン中将、P弁護士、リン弁護士なんです。

大統領権限で一時的に憲法や法律を停止することもできるし、
1806年に出された反乱法という法律を使えば、
軍隊を出動させて敵対勢力を抑えられると。

アメリカは正式には戒厳令という制度はないんですが、
これらは実質的な、政治用語でいう戒厳令であると。

そういう考えです。

 

寅さんが最後の最後、
追い詰められたときにこの手段を使うかどうかはわかりません。

が、最後はここまで戦うことができると。

そういう可能性はまだ残っっているということです。

 

ということで、
今回は1月6日に何が起こるのか?

そして、とらを追い込む可能性がある3つの裏切りについて
動画をお送りしました。