社会の大きな動きには
必ずウラがあるんですが、
今回の緊急事態宣言発令についても
私は一抹の怪しさを感じています。

なんか今回の菅政権の動き、
おかしくないですか?

今までいろんな場面で先延ばし先延ばしにしてきた
菅政権が、今回だけは妙に動きが早い。

 

これってなんか変だと思いませんか?
そこにはもちろん裏があるんです。

ということで今回は
「菅政権が大慌てで緊急事態宣言を出すヤバい理由」
というテーマで動画をお送りします。

 

このチャンネルは元社会科教師で
今は社会系YouTuberとして情報発信している私が
世の中の動きや社会問題、そしてその裏側について
わかりやすくまとめて動画をお送りしています。

これから社会がどう変わっていくか
考えたいという方はぜひチャンネル登録
よろしくお願いします。

 

今回は前半では菅政権が大慌てで緊急事態宣言を出す理由について、
後半では今回の緊急事態宣言について、
今わかっている情報をまとめています。

ぜひ最後までご覧ください。

 

お茶濁し内閣

私は菅内閣は『ガースーお茶濁し内閣』
だと思っています。

なんかちょっと辻本議員みたいですけど。

今までも例えば、
11月に新規陽性者数が2500人を超えた、
そのタイミングで、
「ここからが勝負の3週間」と言い放ったんですね。

いや、ここから3週間も様子見んの?と。
多くの国民が度肝を抜かれたわけですが。

GoToについても散々
「GoToで感染は広がらない」
「停止は考えていない」と言い続けてきたのに
結局感染者が増えちゃって
世論の反発が高まったら停止。

いや、結局、因果関係はあったのかなかったのか?

入国規制もそうです。
日本は7月以降徐々に入国規制を緩和していて、
第3波ももしかしたらその生なんじゃないかって
いう声はずっとあったんですよね。

でも、入国規制の緩和方針は変えず、
イギリスで変異種が発生して
世界中がバッと国境を閉じた時にも
「情報を集めている」と言い、
国内で変異種が発生してから、
ようやく入国規制を強化しはじめた。

こんなお茶濁し、先延ばし内閣がですよ。

 

この緊急事態宣言については
妙に動きが早い。

 

安倍政権の時ですらも、3月終わりに
「緊急事態宣言出るか!?」
と言われてはじめてから1週間。

「いやもう出さないと日本終わる!早く出して!」
と言われはじめてから、
そこからさらに1週間先送りして
ようやく出したんですね。

 

ところが今回の緊急事態宣言に至っては、
昨日言って早ければ3日後には出すと。 

これってなんか変だと思いませんか?

 

コロナ怖いコロナ怖いとか
緊急事態宣言やばー
コロナは嘘だ!陰謀だ!とかじゃなくて。

この動画を見てくださっている聡明な皆様方におかれましては
こういう実際の異変に気付いてほしいんですね。

 

あれだけいろんなことを先延ばしにしてきた
お茶濁し内閣が急に迅速に動く理由って何だと思いますか?

まぁおそらく「国民のために心を入れ替えました」
とかではなさそうですね。

そこにはもちろん裏があるわけです。

 

その理由は以下の3つです。

 

①変異種がヤバい

②すでに感染爆発している

③知事との責任争い

 

この3つ、いずれか理由によって大慌てで動いた
という可能性もありますし、
この3つすべて当てはまっているという可能性もあります。

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

 

①変異種がヤバい

まず一つ目。

もしかしたら、もう国内でイギリス型変異種がかなり広まっていて、
菅総理はその情報をつかんでいるんじゃないかという可能性。

 

12/11に発見されたイギリス発の変異種ですが、
今、ヨーロッパ各国、アメリカ、中国、韓国で見つかっています。

ヨーロッパではすでに市中感染もしているそうです。

変異種の発生源であるイギリスでは12月半ばまでは
1日の新規陽性者2万人が最高だったんですが、
12月の後半に入って、一気に5万人台にまで上昇しています。

 

日本では
12/25に空港の検疫ではじめて、イギリス型変異種の患者が確認されました。
12/28には南アフリカ型の変異種も国内で確認されています。

そこからどうなったか?

あまりニュース等でも取り上げられず、
年末年始のバタバタの中でもう忘れかけていた人も多いと思いますが、
実は、、、

 

今国内で21人、変異種が確認されているそうです。
空港の検疫、もしくは飛行機の機長の家族が観戦していたそうなんですが、
この短期間で21人って。

これもう明らかに国内に入ってきてるでしょ。

 

12/20ぐらいからは気をつけて検査しはじめたから
21人発見されたわけですけど、
それまでは日本からイギリスに短期出張してた人なんかは
ほぼノーガードで入ってきてるわけですからね。

もう国内にガンガンいる可能性もありますよね。

 

実際、東京都では12/31に
新規陽性者が急激に増加しました。

これってただ単に寒くなったからなんですかね。

東京は今まで、約2週間、多くても800人台、
どんなに増えても900人台前半でした。

それがいきなり400人も増えて1300人。

これは変異種によるものなんじゃないかと。
そう考えるのは別に不自然なことではないと思います。

 

実際、感染症の専門家である東京医科大学の濱田篤郎先生も
東京での感染急増と変異種との関連性を危惧しています。

 

我々一般人はコロナの型とか、
遺伝子レベルまで把握していませんから、
その辺はわからないわけですが、
菅総理はもうその辺の報告を受けていて、
それで大慌てで緊急事態宣言、入国完全停止を進めているんじゃないかと。

それが一つ目の可能性です。

 

②すでに感染爆発している

二つ目。

二つ目は、もう日本は感染爆発を起こしている。
菅総理はその情報をつかんでいるという可能性です。

 

12/31に日本は初めて、
新規陽性者4500人台に突入してしまったわけですが、
その後4日間は、データ上は感染者は少なくなっています。

これは私がずっと前から言っていたことなんですが、
三が日、そしてちょうど、
そこに普段でも新規陽性者の計上が減る日、月曜日も
重なっているので、データ上は感染者は少なく見えるんですね。

でもこれはあくまでもデータ上です。

実際は、年末年始、病院が休みで受診できなかったり、
検査機関が休みで検査できなかったり、
結果の計上が遅れたりということがあるわけです。

その辺は我々国民からしたら見えないので、
私たちは一見、平穏に年末年始を過ごしたんです。 

 

でも、そういうことを考慮すると
実際はすでに感染爆発を起こしている。

それを専門家の皆さんや、菅総理はすでに把握していて、
今日、明日あたりで感染者急増するということが
もうすでにわかっているんじゃないか。

実際、菅総理は1/4の会見の中で、
「東京といわゆる首都3県においては、
 三が日も感染者数は減少せずに、極めて高い水準であります」

と言っています。

こういうこともあって
また「後手に回っている」と批判されないように
大急ぎで準備を進めているのではないか。

これが二つ目の可能性。

 

③知事との責任争い

そして最後は各県知事、特に東京都との確執です。

1/2に小池百合子東京都知事と
埼玉県、千葉県、神奈川県知事が、政府に対して、
緊急事態宣言を発出するよう要請しました。

これが極めて重要な転換点だったんです。

 

なぜかというと、
ここで責任の所在が自治体から国に移ってしまったんですね。
みなさん気付いていないかもしれませんが、
ここが天下分け目の一手だったんです。

 

政府内部ではそれまで

「東京都がちゃんと規制しないから
 時短要請を22時じゃなくて20時までにしないから
 そのせいで感染が拡大している」

と、東京都に責任をなすりつける意見が多かったそうなんですね。
だから、東京都にもそう要請していた。

 

でも小池都知事は聞かなかったわけです。
なぜならそんなに保証できるお金がもう都にはないから。
もうこれ以上規制したら、
批判が高まるばかりだと。
だから、規制しろ規制しろ、自治体の責任でやれと言われても
これ以上は無理です、と。

近県各知事も同じ気持ちだったと思います。
あと、特に小池さんは安倍政権時代からの
菅さんとの確執もありますからね。

 

そんな中、12/31に東京都で1300人を超えちゃって、
これはやばいなとなっている時に小池さんが
近県各知事に声をかけて動いたんです。

 

「国に緊急事態宣言の発出を要請します」と。

 

これによって、
「これ以上、感染が拡大したら緊急事態宣言を出さない国が悪い」

というふうに、
責任の所在が明確に変わったんです。

 

すごいですね、小池都知事。
まさに政局ですよ、これ。

これで全てをひっくり返しちゃって、
我々はがんばったのに国が何もしてくれない、
みたいな構図を作り上げて
菅氏に全部押し付けたんだから、本当にすごい。

 

もちろん、小池都知事が悪玉だとは言いません。
菅内閣はとにかく後手後手でしかからね。
それにしても、この大どんでん返しはすごいですよ。

 

菅総理もここでハタと気付いたんですね。
おそらく1/6、7、8、9あたりで感染者数はガーっと増えるだろうと。
その時、何もしていなかったら。

国民の批判の矛先はどこに向かうのか?
それはもちろん、
「なんで国は何もしないんだ」ということですよね。

 

そして、翌日1/3の夕方、菅総理は急いで
担当閣僚を公邸に集め

「やんなきゃいけないんじゃないか」と言ったそうです。

 

これが3つ目の可能性ですね。
これについては可能性というより、
確実にそうでしょう。

 

現時点でわかっている緊急事態宣言の内容

そして最後に、
現時点でわかっている緊急事態宣言の内容をお伝えします。

 

また、緊急事態宣言の詳しい内容が判明したら
サブチャンネルの方で出します。
概要欄のほうにリンク貼ってあるので、そちらからフォローしてください。

もし超重大な内容があれば、
こちらのチャンネルでも取り上げるかもしれません。

 

発令日は1/7(木)。
対象地域は、東京都、埼玉、千葉、神奈川の4都県。

大阪、北海道は陽性者が減ってきているので、
対象には含まれません。

ここまではほぼ決定です。
自民党内での了承もとれたようなので、
もう変わることはないでしょう。

そして、期間は1ヶ月程度、1月いっぱいぐらいになるのではないかと
言われています。

内容的には菅総理も
「限定的、集中的に行う」と言っていて、
経済活動全般にわたる自粛要請ではなく、
飲食店など、業種を絞って、休業・時短要請が出される見込みです。

映画館や劇場は要請の対象外になりそうです。

学校の一斉休校要請はなしです。
萩生田文部科学大臣が1/5に明言しました。
保育園もやる。

大学入学共通テストは予定通り実施するそうです。

飲食店の休業や営業時間短縮について
協力してくれたお店への協力金は
「増額を考えている」そうです。

ただし、休業や時短要請に応じない飲食店の店名を公表でキルヨウ、
関係政令を改正する方向で調整しているとのことです。

これは結構きついですね。
ポイントを絞ってやる、集中的にやるとはこういうことなんですかね。

デパート、スーパー、コンビニ、そして大手企業は
いずれも「要請内容を見てから対応を検討する」とのこと。

まぁデパートや大手企業は
コンプライアンス上の問題から国の方針には従いますから、
おそらく緊急事態宣言が出されたら
営業休止し、社員の在宅勤務対応も増やすでしょう。

 

またGoToトラベル再開は、しばらくはしない見込みです。

 

そして、入国規制の緩和について。
現在、11カ国からビジネス関係者などを受け入れているんですが、これも一時停止とする方向で検討に入っているそうです。

 

最後に、看護関係の学校に、
教員や大学院生、看護師免許を持っている人を現場に派遣してくれと、
これは結構ね、切羽詰ってるということですかね。

いよいよ最終局面かもしれません。

 

ということで、
今回は「菅政権が大慌てで緊急事態宣言を出すヤバい理由」についてお話ししました。

ぜひチャンネル登録よろしくお願いします。