日本はいまだに150ヶ国以上の国を
『入国拒否』しています。

 

エー!?
まだそんな状況なの?

そう思った人も多いでしょう。
海外旅行とかあまり行かない人からしたら
ちょっと縁遠い話ですからね。

 

日本では第二波がもう収束しているので
世界がいまだにそんな状況になっているなんて
ちょっと信じられないですよね。

 

ということで今回は
『国境封鎖はいつ終わる?』
というテーマで動画をお送りします。

世界のコロナ情勢の最新情報もお届けしますので、
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世界の現状

日本ではいわゆる第二波で7月終わりから8月半ばにかけて
新規陽性者がバーっと増えました。

しかし、検査体制・医療体制が整備されていたこともあり、
大きな被害を出さずに波は収まりました。

しかし、
世界中で9月はじめ現在、
いまだに毎日20万人以上の新規陽性者が出ています。

新規陽性者が日に日に増えているという状況は
脱していますが、
ずっと横ばいです。

7月15日以降、ずっと高止まりしたまま、
横ばいという感じです。

この状況を見て
「大したことない」と思うか、
「まだまだ油断できない」と思うかは
あなたの自由ですが、
7月15日以降、約2ヶ月間、
毎日新規要請者が20万人以上出ている
ということは事実です。

 

国別の状況でいうと
毎日の新規感染者は

アメリカ…38,000人

インド…90,000人

ブラジル…40,000人

という感じです。

ヨーロッパは第二波の真っ只中にあります。
第一波に比べて体制が整っているので
医療崩壊はしていないんですが、
フランスやスペインでは
1日の感染者数が第一波の時よりも多くなっています。 

 

死者数でいうとこれまでに91万人以上の人が
コロナで死んでいます。

インフルエンザによる死者は
毎年25万人〜50万人ぐらいです。

「コロナなんて大したことない」
という人たちは
「インフルエンザの方がたくさん死んでる。
 だからコロナなんて大したことない」
とよく言っていたのですが、
今やその主張は完全に成り立たなくなりました。

 

発展途上国でたくさん死んでいるというならまだわかりますが、
アメリカでは20万人近く、
フランスやイタリアでも3万人以上死んでいるので、
むしろ日本の状況の方が特殊だと言えるでしょう。

 

そんな状況の中で、
各国政府は経済対策とコロナ対策を
バランスをとりながら、両立させていけるよう模索しています。

国境封鎖についてもそうです。
様子を見ながら慎重に、少しずつ国境を開いていこうという姿勢です。

特に観光でもっているような国は
観光客を受け入れることが最重要課題なので、
できるだけ早く国境をオープンしようと模索しているようです。

 

日本の国境封鎖の現状

さて、日本はどうかというと、
冒頭でもお話しした通り、
実はいまだに150ヶ国以上の国に対して入国拒否しています。

150ヶ国なので全部はあげられませんが、
インド、韓国、中国、
オーストラリア、
カナダ、アメリカ、ブラジル
ヨーロッパ各国
中東各国、アフリカ各国などほぼ世界中の国が対象になっています。

 

意外じゃないですか?

国内ではGOTOキャンペーンなんて言ってるのに、
国境だけはかたくなに閉ざしている。
しかも弱腰外交の日本が、ですよ。

しかも、新たに感染が拡大しているような国、
最近でいうとブータンやエチオピアなど。
そういう新たに感染が拡大している国はドンドン
入国拒否リストに追加しています。

 

日本は最初の水際対策で失敗しています。
また、欧米型とアジア型と強さが違うという説もあります。

なので、
国内では経済を回しつつ、
国境だけはなんとしても守るというそういう姿勢なのでしょう。

 

外国にいる日本人が日本に戻ってくることはできますが、
ホテルで14日間隔離されることになるそうです。

2週間何もできずに隔離されるということで、
「そんだったら今年は戻らない」
という選択を取っている方も多いそうです。

何人かの在外日本人の方に聞いたのですが、
これ、抜け道はないそうです。

 

つまり、なんらかの方法で、
例えばお金持ちとかは外国に行って
そのままサッと帰ってくるみたいな
抜け道があるんじゃないかなと思ったんですが、
これに関しては抜け道は全くない。

だから現状、
在外日本人も気軽に戻ってくることはできないようです。

 

外国人の受け入れについては
少しずつではありますが、はじめています。

 

まず感染状況が落ち着いているベトナム、タイとの間で
ビジネス関係者や長期滞在者を対象に往来を再開しました。

そして9月8日には
マレーシア、カンボジア、ラオス、ミャンマー、台湾
との間でも入国制限措置を緩和し、
ビジネス関係者や長期滞在者を対象に往来を再開しています。

シンガポール、中国、韓国、オーストラリアなどとも
再開に向けた協議を進めているそうです。

 

また、プロスポーツチームの外国人選手とかいるじゃないですか?
そういう人たちについても特例的に
入国申請を受け付けると最近は発表されました。

これはオリンピックに向けての動きだそうです。

 

ということで、
少しずつ、本当に少しずつではありますが、
国境をオープンしつつあるんですね。

 

在留外国人の再入国

そんな中でめちゃくちゃ困っていたのが、
在留資格をもつ外国人です。

たまたま2月、3月に一時出国しちゃった人とかは
そのまま戻って来れなくなっていました。

在留資格をもつ外国人は、
定住者やビジネス関係者、留学生など263万人もいるそうなんですよ。
その中で8月の時点で、約20万人が日本から出国していたそうです。

つまり、10万人以上の外国人が、
日本での在留資格を持つにもかかわらず
再入国できない事態となっていたんですね。

 

中には日本で働いていて、
日本にアパートも借りていた人もいるんですが、
そういう人は半年も日本に戻ってこられず、
収入も失って、しかも家賃は半年分たまっている。

そんな状況にあるそうです。

 

そういう状況を受けて
日本政府は9月1日から在留資格をもつ外国人の再入国を
全面的に解禁すると発表しました。

出国前72時間以内の新型コロナウイルスの検査証明を取得する、
14日間自宅で待機するなど、
条件はあるようですがそれでも何もできないまま
帰れないでいるよりはいいですよね。

 

国際線の状況は

さて、そもそも国際線、
つまり飛行機は動いてるのか?
ということなんですが、
一応動いていますね。

でももちろん人の動き自体が少ないので
例年に比べるとほとんど稼働していないも同然の状況です。

例えば、8月の関西国際空港の出入国者数は
前年同月比99.4%減の1万3254人だったそうです。

札幌出入国在留管理局は
8月の新千歳空港の国際線の出入国者数がゼロだったと発表しました。
5カ月連続ゼロだそうです。

 

そんな状況なので運行自体を取り止めているところも多く、 
例えば、ピーチ・アビエーションは
台湾線の運行を10月から再開するらしいんですが、
7ヶ月ぶりの再会だそうです。

国際線の状況はそんな感じです。

いうまでもないことですが、
航空会社は本当に厳しい経営状況に追い込まれています。

 

外国の状況

さてでは最後に各国の国境封鎖、入国制限の状況どうか?
ということをお話しします。

 

まず中国。
これ言うと、また中国嫌いのみなさんが怒りそうですが、
中国は『全外国人の入国を禁止』しています。

おいおい、って思っちゃいますよね。
お前が言うな!みたいな。

 

台湾・韓国は日本と同じような感じで、
一部入国は可能だけど、14日間隔離。

 

オーストラリアは
オーストラリアに居住していない外国人の入国は禁止。

 

ヨーロッパを見てみると、
イタリア・スペイン・フランスは、
日本、EU、オーストラリアなどからの入国を許可しています。

この辺は観光大国ですからね。
一刻も早く観光客を呼び戻したいということでしょう。

同じヨーロッパでも
イギリスやドイツはいまだに厳し目の入国規制を敷いています。

 

最後はアメリカ。
アメリカは指定地域に渡航歴のある外国人は入国拒否しています。
例えば、EU、中国、イランなどですね。
日本からの入国は可能ですが、14日間は隔離されるそうです。

 

ということで、
国境封鎖、入国規制の基準や対応については
本当に各国バラバラです。

 

ただ、日本の場合、
外国に行けたとしても、戻ってきたときにまた
14日間隔離されることになります。

なので、まだまだ気軽に海外旅行というわけにはいきませんね。

 

国境はいつオープンするのか?

ではこの国境封鎖の状況はいつ終わるのか?

それはハッキリ言ってわかりません。
誰にもわかりません。

ただ、アジア、ヨーロッパ諸国は
オープンに向けて少しずつ動いていますので、
いきなり解禁!とはならないまでも、
年内中のある程度の復旧を目指してはいると思います。

アメリカ、ブラジル、インドなどは
まだそれどころじゃない感じですね。

 

もちろん、
コロナの第3波、冬にどうなるか?
で、状況は大きく変わります。

11月後半ぐらいから第三波が来たら、
この入国規制緩和は一気に振り出しに戻ります。

 

日本ではなんかもう終わったような感じになっていますが、
世界的にみるとまだまだコロナ禍は続いています。

まだまだ油断しないように、
ニュースなどに注目していきましょう。