ポスト安倍について動きがなんとなく見えてきましたね。

政治って難しくてわからない、という方、
こういうイベントは本当にチャンスですよ。

レースを見ているような感覚で
1位は誰かなー?と楽しみながら、予想しながら
見ていけたらいいんじゃないかと思います。

今回は、今、ポスト安倍、
つまり、次期自民党総裁候補として名乗りを上げている3名の方について
まとめてみたいと思います。

彼らは一体どんな人なのか?
どんな人生を送って、
どうやって政治家になって、何を考えてるのか?

皆さん、よく知らないですよね?

なので、今回はそれをまとめて
ご紹介したいと思います。

 

今回はできるだけわかりやすく、三人まとめて紹介するので、
そんなに濃い内容は、難しい内容にはならないと思います。

また、総理大臣が確定したら、
もうちょっと詳しく、その人の人生や人柄、
性格などについてまとめた動画を出したいと思うので、
そちらもぜひお楽しみに。

 

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石破茂

概要

1、年齢:63歳

2、出身:鳥取県

3、出身校:慶應義塾大学 法学部法律学科

4、経歴:
三井銀行

5、当選回数:11回

6、選挙区:鳥取

7、現職:なし(衆議院議員)

8、職歴:
防衛庁長官
防衛大臣
農林水産大臣
内閣特命担当大臣

9、派閥:石破派(19人)

 

人物

鳥取県出身。
祖父は大御門村(おおみかどそん)村長、
父は東京帝国大学法学部卒で、
内務省、警視庁、建設省官僚などを歴任したのちに
鳥取県知事を務めた政治家一家です。

慶應義塾高校から慶應義塾大学法学部へ進学したエリートですね。

卒業後は三井銀行に入行。
おそらくコネ採用です。

そして、お父様の死後、
田中角栄さんの後押し、政界を志し、銀行を退職。

1986年に自民党の公認を受けて、
当時28歳、当時全国最年少で衆議院議員に当選しています。

ちょっとねぇ、この経歴だけ見ても
一般人の我々からするとめっちゃ腹立ちますよね。

 

ちなみにこの時、田中角栄さんは脳梗塞で倒れていたため、
石破さんは田中派ではなく、中曽根派から出馬します。

石破さんは自民党国会議員の中で
ものすごく人望がないと言われているんですが、
その理由はこの『裏切り行為』にあると言われています。

この時から、すでに『裏切り』が始まっているんですね。

そしてその後、細川連立内閣によって自民党が野党に転落すると
自民党を離党。

新進党を結党しますが、
一緒に結党した小沢一郎さんを裏切って離党。

そしてしばらく無所属を続けた後、
自民党に復党し、小泉内閣で防衛庁長官、福田内閣で防衛大臣を務めます。
なんでこんなに引き上げられたかというと、
鳥取県で圧倒的な強さを誇っているというのと
あとは知名度、そして自ら「国防がライフワーク」というほど
軍事オタクだからです。

その後、麻生内閣では農林水産大臣に任命されますが、
閣僚の身でありながら、
率先して麻生さんを批判し、『麻生おろし』を行います。

その後、自民党は民主党に政権を奪われるわけですが、
その間は自民党政調会長を務めています。

そして、2012年安倍総理と総裁選を争います。
その中で石破さんは地方評では大勝利を納めるんですが、
国会議員票を集められず、安倍総理に破れます。

安倍さんの下でも幹事長や
内閣特命担当大臣などを務めています。

が、最初はよかったんですが、
次第に党内にいながら安倍総理への批判の声を強めていき、
2018年でまた安倍総理に総裁選で破れてからは
決定的に絶縁状態となっています。

政策については、軍事的にはかなり強硬派なのですが、
一方で太平洋戦争については当時の日本の戦略を強く批判。
むしろ中国、韓国よりの発言を繰り返して、
保守派から非難を浴びています。

親中派です。

 

そんなこんなで、
田中角栄さん、小沢一郎さん、麻生さん、安倍さんと
彼を引き立ててくれた人をみんな裏切り、
挙げ句の果てに日本の歴史を非難するということを
平気でしてしまうんですね。

なので石破さんは国民には人気がある(というか有名)
だけど自民党内では非常に人気がないと言われています。

 

 

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岸田文雄

概要

1、年齢:63歳

2、出身:東京都渋谷区

3、出身校:早稲田大学法学部

4、経歴:
日本長期信用銀行
岸田文武秘書

5、当選回数:9回

6、選挙区:広島

7、現職:政調会長(衆議院議員)

8、職歴:
内閣特命担当大臣
外務大臣

9、派閥:岸田派(47人)

 

人物

祖父:岸田正記(まさき)は戦前から衆議院議委員として
海軍参与官などを務めています。
戦後、公職追放を受けますが、
追放解除後、また衆議委員議員を務めています。

父:岸田文武(ふみたけ)は
東京大学卒業後、通産省に入省。
その後、衆議院議委員を務めています。

つまり、
生粋の政治家一族の出身です。
通産省官僚の一族ですから、
ま、いわゆる『上級国民』ですね。

 

岸田文雄さんは本籍は広島ですが、
東京都出身。
早稲田大学法学部卒業後、日本長期信用銀行に入行。

1987年には父の秘書となります。

そして、1993年、広島から出馬して当選、
政界入りを果たします。

小泉内閣では文部科学副大臣に、
第一次安倍内閣、福田内閣では
内閣特命担当大臣を務めます。

2012年には古賀誠さんから派閥を引き継ぎます。
この派閥は『宏池会』といって
池田勇人が立ち上げた自民党最古の派閥です。
これが現在は岸田派と呼ばれています。

第二次安倍内閣では
外務大臣を務めるのですが、
日韓問題等についてかなり弱腰外交で
非難を浴びました。

もともと宏池会を率いていた古賀誠さんが親中派だったため
岸田さんも親中派ではないかと言われています。

 

 

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菅義偉

概要

1、年齢:71歳

2、出身:秋田県

3、出身校:法政大学(法学部政治学科)

4、経歴:
段ボール工場作業員
建電設備株式会社社員
政治家秘書
横浜市会議員
衆議院議員

5、当選回数:8回

6、選挙区:神奈川

7、現職:官房長官(衆議院議員)

8、職歴:
総務大臣
内閣特命担当大臣
郵政民営化担当大臣
自民党幹事長代行

9、派閥:無派閥

 

人物

今の秋田県湯沢市の生まれです。
湯沢市は秋田県の内陸部にある
人口42,000人の小さな町。

父は満洲鉄道の職員として
満洲で終戦を迎え、
そのご、日本に引き揚げてきて
いちご農家として農業に従事。

「秋の宮いちご」の
ブランド化に成功して
地元の名士となり、
町議会議員などを務めたそうです。

母、叔父、叔母、2人の姉は
みな教員だそうです。
なので、大金持ちとか、
いい家柄とかではないけども
田舎の農家の、しっかりした家庭に
育ったということでしょう。

菅さんも北海道教育大学や、農業大学への
受験を勧められたようですが受験せず。

教員にはなりたくないという思いと
あと田舎特有の閉塞感みたいなのもあったんでしょうね、

「東京へ行けば何かが変わる」と
集団就職で上京したそうです。

そして、
段ボール工場の作業員として働くのですが、
退屈な日々に嫌気がさして、そこから一念発起。
法政大学へと進学します。

すごいですよね。
社会人の方だったらよくわかると思いますが、
なかなかできないですよ、これ。

卒業後はまた一般企業に就職しています。

 

その後、政治家を志して、自民党議員の秘書となり、
11年に渡って秘書を務めます。

そこから1987年、横浜市議会議員選挙に出馬して当選。
政治家人生がスタートします。

1996年には
衆議院議員選挙に自民党の公認で出馬。
初当選を果たし、そこからずっと国会議員を務めています。

まさに叩きあげですよね。
エリート街道まっしぐらの政治家とは訳が違います。

その後、
小泉内閣、竹中平蔵総務大臣の元で総務副大臣として手腕を振るい、
ポスト小泉を選出する2006年総裁選の時には安倍さんを支援。

そして、2006年、
第一次安倍内閣で総務大臣兼郵政民営化担当大臣に任命され、
初入閣を果たします。

その時、菅さんは当選4回だったそうなんですが、
当選わずか4回で入閣するのは異例のことだそうです。

 

その後、麻生内閣になり、
民主党に政権を奪われたりといろいろあるんですが、
2012年、安倍さんをなんとか復活させたいということで、
甘利さん、麻生さんに呼びかけて画策。

その甲斐あって安倍さんは総裁選で返り咲きます。
そして、
自民党幹事長代行として安倍さんを支えて、
民主党から政権を奪還。

安倍内閣が発足すると、
内閣官房長官に任命され、
安倍政権の屋台骨として約8年に渡って政権を支え続けます。

この経歴を見てもわかるとおり、
非常にまじめで、堅実、人を支えるタイプなのですが、
一方で官僚を押さえ込んで統率したり、
人事などでズバッと手腕を振るったりと、
かなり豪腕な一面もあります。

私は、菅さんという人物、
正直、よく知らなかったんですが、
今回調べてみて、本当に好きになりましたね。

 

今後のスケジュール

9/1(火)自民党総務会が開かれ、

今回は党員投票は行わず、国会議員394票と都道府県代表票141票
計535票で行われることになりました。

本来は総裁選を実施して、
選挙で地方議員や、党員の声を反映するのが本筋なのですが、
今は有事なので、選挙なんてしてる場合じゃない。

有事の際には総裁選を行わなくてもいいよという規則もある。

 ということで、
自民党員の声を代表している国会議員だけで
次の総裁を決めてしまおうということです。

これは法律で決められていることではなく、
自民党というグループの中での決まりなので
党員以外が文句を言うことはできません。

もちろん、自民党内にもこれについての意見は
賛否両論あります。

特に総裁選が行われないと非常に不利と言われている石破派は
これに反対しています。

 

9/8(火)告示=立候補受付

9/14(月)両院議員総会

 

有力候補は?

今回の総裁選は須賀さんが最有力候補です。

安倍政権の屋台骨としてずっと政権を支えてきた菅さん、
やはり人気も、知名度も、安定性も、継続性もありますからね。

 

自民党にある7つの派閥のうち、
安倍さんの細田派、麻生派、竹下派、二階派、石原派の5派が支持。

無派閥の菅グループはもちろん、
その他の無派閥の人たちもかなりが菅さん支持に回ると言われています。

岸田さんは岸田派、石破さんは石破派だけですからね。

 

なので、今回は圧倒的に菅さん有利と言われているわけですが、
じゃあなんで岸田さんと石破さんは出馬するのか?

それは次のチャンスを狙っているからですね。

「今回は無理だから出ません。勝てる時に出ます」
では支持は集められない。
ダメでもなんでも名乗りを上げて、
この国を変えたいんだという強い気持ちを党内外に
示しておかないといけない。

 

今回の総裁選で選出される自民党総裁の任期は、
安倍総裁の残余期間である1年程度です。

 

つまり、順当に行けば
2021年9月に総裁選
2021年10月に衆院選があるのです。

 

石破さん、岸田さんは今63歳ですから、
次の総裁選がラストチャンスかもしれません。

ということで、

今名乗りを挙げておいて認知度を高めておき、
次にチャンスが来た時に総理の座を狙う。
今回の総裁選で、菅さんを追い上げることができれば
「次期総理はこの人だな」
という印象を広めることができる。

というのが二人の本当の狙いかもしれません。

 

ということで、
これから9月なかばにかけてまだまだ
動きがあると思いますが、
皆さん、ぜひ楽しみながら見ていきましょう。

 

また、総理大臣が確定したら、
もうちょっと詳しく、その人の人生や人柄、
性格などについてまとめた動画を出したいと思います。

お楽しみに!