「コロナはただの風邪」
「コロナなんて大したことない」

そう、言い張る人たちがいます。

中には「コロナなんて実在しない」
とすら言う人もいます。

 

今日はこういう愚か者たちを
徹底論破したいと思います。

 

「ただの風邪」っていう主張と
「存在しない」っていう主張は違うだろって
思う人もいるかもしれませんが、
根本では同じです。

一見科学的に思える意見もありますが、
結局のところ、陰謀論、トンデモ論なんですよ。

 

皆さんはこういうデマに惑わされないようにしてもらいたい。
こういうデマを信じたせいで
命を落としている人もいます。

ということで今回は、
「コロナは風邪、実在しない」というトンデモ論を論破していきたいと思います。

 

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コロナはただの風邪

それでは早速本題に入ります。

コロナ発生当初から、

「コロナはただの風邪」
もしくは
「インフルエンザと同じ」

という人たちがいました。

 

コロナは致死率が弱く、
かかっても若者は死なない。
インフルエンザとほとんど変わらない。

むしろ
インフルエンザで死んでる人の方がずっと多い。

だから、
コロナなんて怖くない。
かかってもいいんだと。

だから、
ロックダウンも、マスクも、自粛も必要ない。

というのが彼らの主張です。

 

なるほど、と。
すごーい、そんな重大事実に
自分で気づいたんですか?
すごいですねーという話なんですが、

じゃあなんで、
世界中がこんなにパニックにおちいっているの?
と思いますよね。

 

それについて、
「コロナは風邪だ」と言い張る人たちは
こう言います。

「お前らは騙されてる」
「お前らは踊らされてる」
「何もわかってない」
「情報がコントロールされてる」

 

つまり、これは誰かの陰謀で、
お前たちはだまされていると。

 

え?

誰に?
誰がそんなことすんの?

 

って聞くと、それは

「政府だ」
「マスコミだ」
「秘密結社だ」
「ビル・ゲイツだ」

って言うんですよね。

 

陰謀論の主要キャスト勢揃いって感じですよね。

 

うん、わかりました。
これについては後半で論破していきます。

 

コロナは実在しない

この意見をさらに突き詰めると

「コロナは実在しない」
「コロナなんてウソだ」

という説まで出てきます。

 

要は政府とか、
メディアとか、
何者かが、

情報をコントロールして我々をだましているんだと。

本当は
コロナに感染している人なんて実在しないし、
病院はどこもガラ空きだし、
コロナで死んでる人なんていない。

なのに、
嘘の情報、嘘の映像、嘘の画像で、
我々をコントロールしようとしてる奴らがいるんだと。

そういう理屈です。

 

はい、もうわかりました。
これも後ほど論破していきます。

 

「コロナはただの風邪」と言っている人たちは
「いや、さすがに実在しないなんてことないでしょ。そこまではしないでしょ」
と言うんですが、
誰かが情報統制して、我々をコントロールしようとしてる
という意味では、どっちも同じようなもんですよね。

 

ノーマスク運動

そして、こういうトンデモ論を信じ込んでしまう人も
世の中にはたくさんいます。

アメリカ、イギリス、イタリア、ドイツ、スペインなどで
「ノーマスクデモ」と呼ばれるデモが起こっています。

「ロックダウン反対」
「マスク着用義務化反対」
「ワクチン反対」
「政府の情報統制反対」

など、
「コロナなんてたいしたいことない」とか
「コロナは実在しない、政府の陰謀だ」とか
そういう主張の人たちがごっちゃになって
世界各地でデモをやっています。

日本でも「クラスターフェス」というマスク反対運動を起こし、
ノーマスクで山手線一周するというようなくだらないパフォーマンス
をした人たちがいました。

そもそもマスクの義務化もしていない、
ロックダウンもしていない日本で反対運動って、寒すぎますよね。
誰も強制的に何かしてるわけじゃないん。
勝手に出歩けばいいじゃんって話。

こういう人たちは、
先ほど挙げたような陰謀論的な考え方
「我々は情報コントロールされている。だまされている!」
という考えに基づいて、
動いているわけです。 

 

なぜ世界がパニックになっているのか?

それでは後半では
こういう愚かな人たちを論破していきたいと思います。

 

まずはじめに、これ言ったら終わっちゃうんですけど、
もしね、もしコロナが大したことないとしたら、

なんで世界中がこんなにもパニックになっているの?

って話ですよ。

 

だって、世界には超優秀な研究者、専門家、医師、学者いっぱいるでしょう?
政治家だって賢い人めちゃくちゃたくさんいますよ。

少なくとも「コロナなんて大したことねーよ」
とクダ巻いてるおっさんたちよりも数百倍は賢い。

「コロナなんてただの風邪」とか
「コロナは実在しない」っていう
説が本当だとしたら、
世界を揺るがすような大発見じゃないですか?

なぜ、全世界を代表する英知がそのことに気付けず、
一般人のあなたがその事実に気づくことができたのでしょうか?

おかしくないですか?
そんなことってあり得ます?

 

もうこの時点で論破ですね。

 

最近、『コロナ後の世界』という本を読んだんですね。
世界のノーベル賞学者とか、超有名な知識人6人が、
コロナ後の世界をどう考えているか?という本だったんですが、
その中にコロナは大したことないとか、
「コロナは存在しない」とか「風邪と同じだよ」なんて
言ってる人は一人もいませんでした。

世界最高峰の学者たちがですよ。

 

例え、マスコミが一斉に情報操作したとして、
実際にウイルスを研究している人たち、そしてその論文から直接情報を得ている研究者たち
そういう人たちまで一斉に、世界同時多発的にだませるなんて、
そんなことはあり得ないですよね。

 

世界各国が一致団結することはあり得ない

次の意見。

もし、コロナが情報操作だとすると、
世界中の国々が一致団結してこれをやっていることになりますよね。

そんなことあり得ません。

 

例えば、欧米だけとか、
中国だけで発生しているなら、
「政府が情報操作している」という可能性はありますが、
世界中で発生しているので、
世界各国政府が一致団結してそれをやっていることになります。

そんなことあり得ます?

中国とアメリカ、
中国と台湾、
アメリカとロシア、
アメリカとイラン

これらの国が協力して「コロナやばいよー」
ってどんな状況だよと。

そんな利害が一致することなんて
あり得ないでしょう。

 

また各国政府が情報操作して、
人々を恐怖におとしいれたいとしたらもっと徹底的にやるでしょう。

トランプ大統領が「マスクなんていらない」と言わないでしょうし、
イギリスやスウェーデンが「集団免疫の獲得を目指す」なんて言わない。

誰かが描いたストーリーがあるとしたら、
あまりにも支離滅裂なストーリーですね。

 

秘密結社の陰謀

また、各国の政府よりももっと上の存在。

秘密結社みたいなのがあって、
それが世界を支配していると考えている人たちもいます。

例えば、フリーメイソンの陰謀とか、
イルミナティーの陰謀とか、
ロスチャイルドとか、ビル・ゲイツとか。

 

そういう人たちが人々を支配するために、
マスコミや政府を利用して、情報をコントロールし、
人々の心を操っているという人たちもいます。

 

これについてはも、
先ほど述べたことと同じで、
誰かがストーリーを描いているとしたら、
あまりにも支離滅裂すぎますね。

 

トランプとか、ボルソナロとか、
従わない人、多すぎでしょ。

コントロールできてないじゃんと。

 

ちなみに、
すぎやまは5月からイルミナティーについて
いろいろ言ってきましたが、
いまだに消されていませんし、
たぶん操られてもいないと思っています。

 

インフルエンザと比較して

よく「インフルエンザと比較して」という意見を見受けますが、
これはそもそもあまり意味があるとは思えません。

例えば
「ガンで死ぬ人よりも交通事故で死ぬ人の方が多いから
 ガン検診なんて必要ない」
という説に意味がないのと同じです。

 

まぁ100歩譲って、それはいいとして、
「コロナよりもインフルエンザで死ぬ人の方がずっと多い」
と言われてきていたんですが、
最近、その状況は変わってきています。

世界のコロナでの死者は8月19日現在で77万人。
インフルエンザの死者は例年25〜50万人です。

アメリカでは実はこの前の冬、つまり2019年〜2020年にかけて
インフルエンザが大流行していて、過去最悪の状況だったそうです。
その時の感染者は1500万人、死者は8200人。

それに対してコロナウイルスは550万人が感染、17万人が死亡。

そもそも私はコロナとインフルエンザの単純な比較には反対ですが、
数値で比較しても
「大したことない」とは言えないでしょう。

日本はたまたま、奇跡的に第一波は大したことなく乗り越えましたが、
それがなぜなのかはまだ解明されていません。

ひとつ間違えれば
アメリカのような状況になっていた可能性はあるのです。

 

病院のお金儲けのため

アメリカではコロナ患者の受け入れに対して、
国が病院に補助金を支払うそうです。

「コロナで死亡しました」
と死亡診断書を書くと、病院がお金をもらえる。

だから、病院がこれを不正請求するために
コロナ患者数や死亡者数を水増ししているのだ!

という説が、アメリカではあるそうです。

 

日本でもその説を信じている人もいます。

 

しかし、死者数をでっち上げることはできません。
何万人単位で殺したとしたら、ホロコーストです。

じゃあ、不正請求するとしたら、
他の死因で死んだ人を「コロナで死んだ」とカウントすればいい。

 

でも、それを何万人単位でやっているとすれば、
コロナ以外の死因が明らかに減ってきますよね。

 

しかも、コロナは世界中で増えているので、
アメリカでも、ブラジルでも、インドでも、ロシアでも
同時多発的にこういう不正が行われているということになる。
ちょっと考えにくい状況です。

 

数件はあるかもしれませんが、
これがパンデミックの原因になることは100%あり得ません。

 

かかっても大丈夫

最後に、
「かかっても大丈夫」 
「風邪と同じ」
「若者は死なない」
という意見について。

 

それは確かにそうだとは思います。

私も動画の中で
「コワイのは感染することじゃない」
「人々の心とか、経済ダメージの方だよ」ということはずっと言ってきました。

 

でも、感染していいというわけではありません。

このウイルスは未知のウイルスなので、
かかった後にどうなるか?抗体ができるのか?季節性のものなのか?など、
まだわからないところがたくさんあります。

またドンドン変異していきます。

コワイのはそういうところです。

後遺症の可能性も、かなりあるようです。 

厚労省も7月から正式に後遺症についての調査チームを立ち上げていますし、
欧米各国でも後遺症の例が報告されています。

重症化していない人でも息苦しさ、睡眠障害や味覚障害、頭痛、発熱、腎不全などの
後遺症が出ているという報道もあります。

 

例え、治るからいいとしても、
こういう後遺症が残る可能性があるなら、
かかりたくないですよね。

 

最後に、
アメリカではこういう陰謀論やトンデモ論を信じて、
『コロナパーティー』とか『コロナチャレンジ』と称して、
わざと感染リスクを高めるような行為をしている人たちがいます。

そして、
その中には「コロナは実在しないっていうのは間違っていた」と言い残して
死んでいった若者もいます。

陰謀論を信じている人、
「コロナなんて大したことねーんだよ」と言っている人が
勝手にかかって、
勝手に静かに死んでいくんならどーぞご自由にと思いますが、
それで感染をバラまいたり、入院して病床を圧迫したりするのは勘弁してくれと、
そんなふうに思います。

 

ということで今回は、
「「コロナは風邪」「実在しない」というトンデモ論を論破します」というテーマでお送りしました。