新型コロナウイルスの感染者が連日増え続けています。
そんな中で「第二波」の到来が懸念されていますよね。

でも、なんかこの
「第二波」って言葉、
いったいなんなのか、
どういう状態なのか、
というのがよくわからないまま
言葉だけが一人歩きしているような感じもします。

ということで、
今回は「第二波とは何か?」というテーマでお送りします。

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やはりコロナウイルスの問題は
これからの社会を考える上で外せないですからね。

それによって大きく世界が変化していきます。

これからの社会がどう変わっていくか興味あるよという方は、
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ウイルスを消すことはできない

今、1日に何人増えたとかでめっちゃ騒いでますけど、
そもそもウイルスを完全にこの世から消すことはできないんですよ。

でもほっといたら感染がガーっと広がってしまう。

じゃあどうすればいいかというと、
感染をコントロールすること。

もちろんある程度は感染者が出続けます。
それで死んでしまう人もいます。

でも、それはインフルエンザとかも同じです。
インフルを完全には消せないし、
それで死んでしまう人がいるように、これはある程度仕方のないこと。

困るのは一気に感染者が増えてしまうことなんですね。
「もうベッドが空いてません」とか
「人工呼吸器が空いてません」となっちゃうと、
コロナの死者数も増えるし、
コロナ以外の病気で治療が必要な人も死んじゃう。

だから、そうならないように感染のピークをカットする。

そのために世界中でロックダウンが行われたんです。

つまり、ロックダウンの目的はウイルスを完全に消すことじゃなくて、
感染者数が一気に増えないようにすること。
それで医療崩壊しないようにすることなんですよ。

1日で1000人感染しちゃったらやばいけど、
30日で1000人だったらなんとか対応できる。

そんなイメージですね。

つまり、時間稼ぎみたいなもんなんです。

これをみんな、
感染を完全に抑え込むための緊急事態宣言と勘違いしてるんですよね。

だから1〜2人増えただけでもめっちゃ大騒ぎする。

例えば静岡なんて今、全く新規感染者増えてませんけど、
欧米の例とか、他の感染症の歴史から見ると
いきなりゼロって、その方が異常ですからね。

むしろ東京とか北海道みたいに
ちょこちょこ出続けて当たり前。

ある程度、数を抑え込めてて、
コントロールできてればいいんですよ。

1人から2人に感染するから増えていくわけで、
1人から1人に感染するだけ状態にしたい。

世界各国がやってるのはこういう政策なんですね。
決してウイルス撲滅大作戦ではないと。

そこは前提条件として押さえておきましょう。

第二波とは?

さて、では第二波とは何かというと、
第一波でバーっと拡大したウイルスをなんとか抑え込めて、
感染もある程度コントロール下におけたと思っていた。

あー平穏な日々が戻ってきてよかったな。

と、思ったらまた一気にウイルスが
一気に広まってしまう、
また倍々ゲームで、指数関数的に一気に増えてしまうことを言います。

指数関数的っていうのは

1、2、3、4、5、、、と増えていくのではなくて、
1、2、4、8、16、、、倍々に増えていく増え方のことです。

逆に言うと、多少増えたとしても
ある程度コントロールできている状態で
指数関数的な増え方をしていない状態だったら、
それは第二波とは言えないんですね。

外国の例から見ると、
1日に何十人か増えたとしてもそんなのはもう誤差レベルですよね。

おそらく本格的な第二波が来るまでは、
1日にゼロ人の日もあるし、何十人かの日もある。
微増したり、微減したり、そんな状態を繰り返しながら進んでいくんだと思います。

じゃあ、
今の東京の状態が第二波かというと、
3日連続100人増えたから、これは第二波だ、とは言えない。

第一波が長引いている、
第一波がずっとくすぶり続けている状態なんじゃないか、
というのが多くの専門家の意見です。

数字的には確かに多いですが、
どんな増え方をしているか?という方が重要ですからね。

例えば、これが翌日200人になり、
その次の日には400人になりましたっていったら
これはもう第二波と言えるかもしれません。

第二波の方が強力になる?

さて、それを踏まえた上で、
第二波についてもうちょっと深掘りしていきたいんですが、
第二波の方が第一波よりも強力になるという説があります。

6/26にWHOは
「第二波が発生すると数百万人が死亡する可能性がある」
と発表しました。

スペイン風邪の時には
春に感染が拡大して、夏にいったん勢いが衰え、
9月10月に勢いを取り戻して第一波をこえる犠牲者を出した
という歴史について言及し、
第二波への警戒を呼びかけています。

今、世界の感染者は1000万人ぐらい、
死者は50万人ぐらいですから、
数百万人死ぬとすると、
今の倍以上の規模で感染が拡大するということです。

それとは全く逆の立場として、
環境学の武田邦彦先生は
「通常のウイルスは第二波の方が弱まる」
と言っています。
「WHOはウソつきで、今まで言ってたこともほとんど外れてる」と。

私も
「あーそうなんだ」
と思っていたんですが、
いや、そんなことはないよという専門家も結構いるんですよね。

実際、スペイン風邪の時は
第二波の方がウイルスの致死率が10倍ぐらい強かったそうです。

なので、
一応、我々としては第二波の方が強力らしいと
覚悟はしておいた方が良さそうですね。

なぜ第二波が来るのか?

そもそもなんで第二波が来るのかというと、
ウイルスがどんどん変異していくからなんですよね。

ウイルスは感染し、
増殖していく中で、もっともっと感染が拡大するように、
どんどん変異していく。

なので、インフルエンザとかも毎年流行しますよね。

いま欧米で流行っているウイルスは
アジアで流行ったウイルスからもうかなり変異しているんじゃないかという説もあります。

だからアジアではそんなに広がらなくて、
欧米ではあんなに広がってしまったんじゃないかと。

とすると、
欧米で流行しているウイルスがまたアジアに
持ち込まれるという可能性もありますよね。

実際、中国では一旦はコロナを抑え込んでいたんですが、
今、北京でまたコロナが流行っているんです。

これはなぜかというと、
ヨーロッパから物に付着して
ウイルスが持ち込まれた可能性があるそうです。

まぁ中国が他人のせいにしてるだけって可能性もあるんですけど。

まぁともかく、
一旦その地域で抑え込めたとしても
まだまだ油断はできないということなんです。

第二波はいつ来るのか?

じゃあ、第二波はいつ来るのか?ということについてですが、
本田健さんはスペイン風邪の歴史から見て
9〜10月、秋口じゃないかと予想しています。

多くの専門家は本田健さんと同じ、秋口と予想していますね。

ただDaiGoさんはアメリカの論文を引用して、
夏に第二波が来ると予想しています。

なぜかというと、
ウイルスは歴史的に見て最初に感染が拡大し始めてから
半年後に第二波が来るらしいんですね。

そうすると、コロナは
1〜2月に始まったので、
7〜8月に来るんじゃないかということです。

集団免疫という可能性は?

でも、第二波、第三波の話をすると、

いやそのうち集団免疫ができるから大丈夫だよ
という人もいます。

でもそれは大きな間違いです。

なぜか?

今、アメリカ、めっちゃ感染拡大してるじゃないですか?

その中でもニューヨークは特にすごいですよね。

そのニューヨークの中で、
今、抗体を持っている人は2割ぐらいなんだそうです。

え、2割!?

あれだけ広がっているニューヨークですら2割ですよ。

市民の5割以上、6割ぐらいの人が抗体を持つようになると
「集団免疫」と呼べる状態になるらしいんですが、
ニューヨークですらそれとは程遠い状態。

集団免疫獲得するまでにいったいどれだけの犠牲を払えばいいんだという感じですよね。

ちなみに日本はどうかというと、
東京で0.1%。

0.1%しか抗体持ってる人がいない。

ので、日本人はいつの間にか抗体を持っていて
それで感染が広がらないのではないか?
という説は間違いだった可能性が高いということです。

まぁとにかく日本人は全然集団免疫なんて持っていない。

なので、
今はなんとなく抑え込めている感じかもしれないけれど、
ウイルスが変異していったり、
他の地域で変異したウイルスが持ち込まれたりしたら、
一気に第二波に突入する可能性もある。

なんせ、
第一波の時に、おそらく世界一抗体を獲得できていない国ですからね。

変異したウイルスが来たらもう悲惨ですよ。

緊急事態宣言は出されるのか?

そして、緊急事態宣言は出されるのか?ということについて
多くの人が気になっているところだと思います。

が、これは簡単には出されないと思います。

専門家の中にも
ロックダウンが感染拡大防止に有効だったのか?
という疑問を出している方もいますし、
一般人からしたら、またあんな全てがストップした状態に
されちゃたまらないという思いもありますよね。
今回、大したことなかった訳だし。

実際、次また緊急事態宣言が出されたら
もうもたないという企業もたくさんあるでしょう。

なので、
今回は前回よりもかなり慎重に推移を見守ることになると思います。
前回もなかなか出されなかったんですが、
今回はさらに事態がひどくなってからじゃないと出さないでしょうね。

ポイントは指数関数的に、
倍々ゲームで感染者が増えていくかどうか?です。

100人が200人になり、200人が400人になるような増え方をするかどうか、
そこがポイントになってくるでしょうね。

私たちは何をすれば良いか?

ということで、
最後にでは私たちは何を気をつけていかなきゃいけないかということ。

ひとつにはやはり東京の感染者数に注目することですね。

先ほども言いましたが、
10人20人増えるか増えないか、で一喜一憂するのではなく、
倍々ゲームで増えるかどうか?

東京での感染は必ず関東に広がりますから、
それで100人が200人になり、200人が400人になるような増え方をするかどうか、
そこは注目していかなければなりません。

そして、2つめはやはり自分が感染しないように注意すること。

まだ油断しちゃダメだってことですよね。

自粛警察みたいに人のことまで取り締まる必要はないけれど、
とりあえず自分は気をつけていきましょうよということ。

また、第二波は来ると覚悟して、
仕事や生活、人間関係などいろんな面で備えておくことも大切です。

ということで今回は
「第二波とは何か?第二波は来るのか?」というテーマでお送りしました。

また最新情報が入ったらお知らせしていきますね。