おうち時間を快適にするライフハック&メンタルハック

外出自粛の要請が出て、最初は
「仕事休みだ!ラッキー!」
「家で仕事ができるなんて快適!」
と思っていた人も多いと思う。

しかし、うちにいる時間が長くなると、だんだんと
「ひま」
「つまらない」
「早く友だちに会いたい」
「家だと仕事がはかどらない」
という悩みが出てくる。

さらにそこからメンタル面に不調が出たり、
体にも不調が出たりする場合もある。

私は元教員で、1年のうち300日以上、毎日何十人もの人と会うという生活を10年以上続けてきた。
それが1年前ぐらいから在宅で仕事をすることが多くなってきて、
最初はかなりギャップに苦しんだ。

生活は乱れる、仕事は手につかない、食生活も乱れる、体が痛いだるい…。

でも最近はようやく慣れてきて、
「こうすれば快適に過ごせる!」
というスキルや知恵を身についてきた。

ので、今回は皆さんにそれをシェアしたいと思う。

私は元教員だが、在職中から心理学を学び、そのテクニックを教育活動に生かしたり、
心が多忙な教員生活を乗り切るために使ったりしてきた。
ので、心理学に基づいたライフハックなども紹介していきたいと思う。

お悩みの3ケース

おうち時間の過ごし方についてのお悩みは、家族がいる方も、一人暮らしの方もそれぞれ抱えている。

家族がいる人

ニュースで、DVが増えている、コロナ離婚の危機とか、よく耳にするが、それは遠い世界の話じゃなくて、実際に私たちの周りでも起こっている。
家族関係・人間関係のカウンセリング、占いをしている知り合いなんかは、今めちゃくちゃ忙しいそうだ。

家族がいる方は急に家に家族全員がずっと一緒にいることになったりして、
まず「うるさい」。

子どもがいる方なら騒がしくてうるさい。
夫がいちいち聞いてきてうるさい。
妻の小言がうるさい。 などなど。

そして、やることが増える。
一人なら適当に済ませられた昼食も、家族がいればある程度ちゃんと作らなきゃいけないし、時間も合わせなきゃいけない。

一緒にいる時間が長くなると、普段は気にならなかったような
嫌なところが見えてくる。
そして、ケンカになる。

そういう悩みを抱えている人が今、本当に増えているそうだ。

これから多くの人は『どこにも出かけられないゴールデンウイーク』という、全然ゴールデンじゃないウイークを迎えることになるが、
このお悩みは一層深刻になりそうだ。

一人暮らしの人

一人暮らしは一人暮らしで深刻だ。

まずさみしい。
あんなに仕事が嫌だったのに、
あんなに早く家に帰りたかったのに、今では会社が恋しいという人も多いだろう。

「ネットが得意じゃない」とか
「SNSなんてほとんどやったことない」とかいう人は
本当にこの期間、めちゃくちゃ孤独だと思う。

そうすると、安易に手に入る楽しみや現実逃避に走る人も多くなってくる。
例えば、お酒、タバコ、ゲーム。

しかも歯止めをかける人がいないので、生活がどんどん乱れ、すさんでいく。

リア充

あと、SNSとかで「今日はどこどこに行ってきました!」とか「ケーキばえ」「えも」とかやってた人たち。
大人だったらワインとか、シャンパンとか、フランス料理とか食べに行ってあげてた人たちね。

外出自粛で全然出かけられなくなっちゃって、
自尊心を満たす場面が少なくなっちゃったんじゃないかな。

Instagramとか私はもともとあまりやっていなくて、
今はホントほとんど見ないんだけど、今どうなんだろう?

「自粛つらみ」とか言って自宅で自撮りしてる写真でもUPしてんのかな。

『おうち時間』を快適にするライフハック

では、おうち時間を快適にすごすためにはどうしたら良いか?
そのコツ、基本は大きく分けて2つある。

ひとつは、整えるということ。
もうひとつは、五感を使うということである。

基本1:整える

働く、食べに行く、買い物に行く、遊びに行く
…が中心の生活は、「消費」や「浪費」が多くなる。

その際たるものが「バブル期の日本」で、
稼いで、お金バンバン使って、いいものを買って、食べて、捨ててというのが
幸せの証というか、富の象徴だった。

でも、家にいる生活の中ではそんな価値観はほぼ無意味だ。

家の中では、ブランド物来て、高価な香水付けて、キレイなネイルして、人々の羨望の眼差しを集めることはできない。
だから、その価値観から脱却しないと、おうち時間はつまらないものになってしまう。

おうち時間を充実させるために重要な価値は「消費」ではなく
「整える」ことである。

あるものをどう使うか、
あるものをどう活かすか、
自分の心や体をどう扱うか、
そのスキルが大事になってくる。

衣食住

例えば、衣食住。
ずっと家にいると、パジャマのままとか、レトルト食品とか、家が散らかっていくとか、だんだんと衣食住が乱れてくる。

まずはこれを整えると不思議と気持ちが整ったりする。

外で働いている時は、時間になったら起きて、食べて、着替えて、移動しないといけないから、ある意味強制的に、衣食の部分は整えざるを得ない。

これが在宅になると、だんだんと乱れていく。

例えば、会社で働いている時はもう11時ぐらいからお腹が空いて仕方なかったのが、在宅だとなんかお腹が空かない。
逆に変な時間にお腹が空いたりする。

自分で意図的に整えるか、強制的に整えるかしないと、
衣食住はどんどん乱れていってしまうのである。

私も在宅ワークをはじめたばかりのころ、なかなか落ち着かなくて、仕事が手につかなくて、ということがあった。
その時に、なぜか掃除をしたくなって、家を徹底的に掃除した。
そうして、環境が整ったら、スッと仕事が手につきはじめた。

心と体

衣食住、つまり環境が整ったら、
次は自分自身を整えよう。

自分の心、自分の体。

これを自分で整える、という意識をもつ。

そのためには、睡眠を規則正しく、しっかりとるとか、
ヨガやストレッチ、セルフマッサージで体をメンテナンスするとか、
運動するとか、瞑想するとか、そういう習慣を取り入れていくことが必要になる。

中でもおすすめなのは瞑想。
これは本当に効く。

宗教的なものではなく、科学的に瞑想の効果は実証されている。
Googleでもワークとして社員に取り入れているそうだ。

いろいろやり方はあるが、最初は1分間、目を閉じて、なるべくゆっくり呼吸してみるだけでもいい。
それだけでも効果は実感できるはず。

今は瞑想アプリとかもあるから、そういうのを使っていくと継続しやすい。

基本2:五感を使う

外で働いていると、毎日いろんな感覚的な刺激がある。
刺激が多すぎるので、それで疲れ果ててしまう人も多い。

でも家の中にいると、刺激が少なかったり、
逆に偏ってしまう人も多い。

例えば、地方で一人暮らしの人だと、
1日中誰とも話さず、ボーッとしている人とか、
1日中スマホをやっていて、視覚刺激ばかり受けている人とか。

お子様がいるご家庭だったら1日中ドタバタを騒音にあふれていて
気持ちが休まらないとか。

自分が
どの感覚の刺激が過剰で、
どの感覚の刺激が足りないか?

考えてみてほしい。

どの感覚の刺激がほしいのか?

そこをうまく満たしてあげて、
感覚刺激のバランスを整えてあげるとメンタルが整いやすくなる。

科学的には五感というが、
私が習っていた心理学「NLP」では「視覚」「聴覚」「体感覚」の3つに分けて考えることが多いので、
ここでもその3つの感覚に分けて考えたい。

視覚

在宅中、スマホやパソコンを見る時間が増えている人も多いと思う。
なので、多くの人は目が疲れて、視覚刺激を受けすぎている場合も多い。

そういう時はやはりいったんPCの画面を離れ、
外の景色を眺めてみるだけでかなり心が穏やかになる。

また、観葉植物やアクアリウムなども、
かなり癒し効果が高い。

本格的なものでなくても良い。
100円ショップで売っているような小さな観葉植物が机の上にあるだけでもかなり癒される。

また、アクアリウムについても
小さな容器に1匹魚がいるだけでも良い。
魚が泳いでいるのを見ると、一瞬でも現実世界から離れられる。

最近、メンタリストDaiGoさんが紹介していた方法は
「大自然の写真を40秒眺めると集中力が上がる」というものがあった。

これ、実際に試してみると、これだけでかなり気持ちの切り替えができて効果的だったので、ぜひ試してみてほしい。

聴覚

聴覚について言うと、無音の方が集中できる、リラックスできるという人と、
多少雑音がある方がいいという人とタイプがわかれる。

自分がどちらのタイプか自覚することが大事である。
ちなみに私は一応、音楽家なので、音楽が流れていると100%集中できない。

また、自宅にばかりいると、知らず知らずのうちに、
デジタルの音に囲まれていることが多い。

なので、散歩に行ったりして、外の世界の音、自然の音を意図的に聞いてみると、聴覚がリフレッシュできたりする。

体感覚

体感覚というのは聴き慣れない言葉だと思うが、要は嗅覚、味覚、触覚のことである。

嗅覚は大脳に直接訴えかけると言われている。
アロマのリラックス効果は本当にあなどれない。

気分がスッキリしない時などはミントとか、柑橘系のスッキリ爽やかな香りを嗅ぐとリフレッシュできる。

味覚では料理。
私は野菜炒めと納豆でほぼ毎日すごしているが、せっかく家にいる時間が長くなるので、今までつくったことのない料理にチャレンジするのも良い。

例えば、エスニックとか、アフリカ料理とか。
味覚的な刺激を受けられる。

最後は触覚。
お風呂、ストレッチ、セルフマッサージなど、自分で自分の体を触って、
いたわる、メンテナンスする時間を意図的につくっていこう。

長いこと家にいると、知らず知らずのうちに疲れが溜まっていたり、
体がこっていたりする。