夏休みゼロ!?休校期間中に親が子どもにすべきこと

夏休みがゼロになる?

今回は久しぶりのガッツリ教育ネタ。

昨日4月22日、Twitterで「夏休みゼロ」というのがトレンドワードに上がっていた。

兵庫県小野市の市長が
「授業日数を確保するために夏休みをゼロにする」
と明言したそうだ。

それを見てネット上はもちろん、
全国の小中学生はそのニュースを聞いて「明日は我が身」と震えたことと思う。

そのニュースを見て私も独自にいろいろ計算してみた。

結論からすると5月7日に再開できれば、
理屈上は夏休みカットにしなくてもいけることはいける。

学校教育法施行規則によると、中学校の場合、
既定の授業字数は年間1015時間。
1日5〜6時間やるとすると184日必要になる。

5月7日から授業が再開したとすると、
残りは約185日。

なので、まぁギリギリいける計算になる。

ただこれだと行事はできない。
始業式の日は午前中で終わりとか
三者面談のため今日は午後カットとかもできない。

なので、たぶん行事とか三者面談とか
どうしてもやらないといけないものは残して
代わりに7月いっぱいは授業…というような形にするところが多いのではないかと思う。

冬休み、春休みもちょっとずつ減らすかもしれない。

と言っても、まぁこれは5月7日に無事に学校再開できた場合の話である。
現状では5月7日から再開なんてできなさそうなので、
そうなってくるとさすがに夏休みが大幅に削減される可能性が高くなる。

休校期間中に親が子どもにすべきこと

さて、3月から全国一斉休校がはじまり、
4月に無意味な一時再開はあったものの、ほとんどの学校では約2ヶ月以上、丸々学校が休みの期間が続いている。

国民が有する『教育を受ける権利』が
2ヶ月分も侵害されてしまうなんて本来は大変なことで
立憲国家として早急に手を打たなければいけない事態である。

でも、じゃあこの2ヶ月間で何か抜本的な対策が打てているかというと、
ほぼ何にもできていないというのが現状である。
ごまかし程度に家庭学習用のプリントを配ったり、
共働きの家庭の子どもを預かったりするぐらいである。

一方で、2月、3月には高校、大学入試は普通に行われていた。
授業が行われていなくてもなんでも、
来年もそこだけはなんとか行おうとするだろう。

はっきり言って国や行政が何とかしてくれると思って大人しく待っていても
損するだけである。

でも今回の件は、国に責任があるわけではないし、
この国には一気に教育をIT化するだけのお金もないので、
国を責めてもあまり意味はない。

今は緊急事態なのだ。

だからこういう時は自分で自分を守っていかなければならない。
子どもの未来は親が守っていかなければならない。

ということで、
この休校期間中に親が子どもにすべきことをまとめてみたいと思う。

1、一緒に勉強しよう

今、ありがたいことにいろいろな企業が無料でオンライン学習サービスを提供してくれているので、それをやっていけばいい。

やり尽くした場合は教科書、自分で買ったワークを自分で進める。
もしおもしろくなくて自分で進められない場合は、有料のオンライ学習サービスに加入する。(何千円かで使えるものもある)

この時に重要なのは、親はやれというだけではなく、
興味をもってはじめは一緒にやってあげることだ。

中学校教師としての経験から言うと、
親が学習に興味をもってちゃんと関わっているかどうかで、子供の学力は大きく変わってくる。

子どもが全然自分で勉強を進められないのに
「うちは基本、子どもに任せてますから」
と言うのは責任逃れだ。

教科書をもらった時、宿題が出された時、教材を買った時、オンラインサービスに申し込んだ時、
まずは親が一番興味をもって、それを見て、最初は一緒にやってみるぐらいがいい。

教えてあげる必要はない。
興味をもって一緒にやってみればいい。

ずっとつきっきりで監視する必要はない。
少しずつ手を離していっていい。
だんだんと、子どもは学校の勉強。
親は自分の趣味やスキルアップのための勉強というように変えていってもいい。

一緒の時間にやることで、大人も勉強している。
そして、学ぶことは楽しい。
ということを伝えられる。

それを口で言うのではなく自分の姿で見せることが大事だ。

1日30分でもいいからやってみてほしい。

2、一緒に本を読もう

小さい子だったらぜひ読み聞かせをたくさんしてあげてほしい。

幼少期の読書体験の多さは、その後の語彙力や知的好奇心につながる。

小学校中学年以上だったら、一緒に本屋さんに行って
自分で本を選ばせて、買ってあげて欲しい。

「せっかく買うんだから、一回読んで終わりじゃなくて
 何度も読めるような本を、自分で選んでごらん」
というと、本当に真剣に選ぶだろう。

無理矢理、難しい本を読ませなくていい。
推薦図書とか、文学作品とかじゃなくて、全然いい。

本を読むって楽しいなという体験をさせることが大切だ。

そして、家に帰って子どもが夢中で本を読んでいる時、
親も一緒に本を読もう。

3、一緒に家事をしよう

親も家にいる時間が長くなり、子どもも家にいる時間が長くなるので、
これはある意味、一緒に何かをするチャンスでもある。

時間がない時は、家事なんてお母さんがパッとやってしまった方が手っ取り早いが、こういう時に、子どもと一緒に家事をやってみると良い。

コミュニケーションにもなるし、自分のためだけでなく、家族のために働くということを覚えさせることにもつながる。

掃除からはじめて、料理、洗濯などのやり方を教える。

「いつもあんたが学校行ってる間に、お母さんがやってるんだよ」と教える

この時、大事なのは無理矢理やらせることではない。
自分で「何ができるか?」を考えさせて、自分で「じゃあこれをやるよ」と選ばせるのが大事だ。

4、自由研究の宿題を出そう

「休校期間中に『自由研究』をやってみよう」とミッションを与えてみるのもおもしろい。

ちょっと恥ずかしいかもしれないが、
「ちょっとお前たちに指令がある」
とか言って、ちょっと芝居めいた感じで指令を出すと、子どもたちは最初は嫌がるかもしれないがだんだん乗ってくる。
(反抗期の子にやるとしばらく口を聞いてもらえなくなるかもしれないので注意してほしい)

自由研究は難しいことじゃなくていい。
工作でもいい。

ポケモンの全キャラ覚えるでもいいし、全キャラの図鑑をつくるでもいい。
その子の興味あること、やりたいことでいい。

ただし、条件は3つある。

①外出自粛でもできること
②1日や2日で終わらないこと
③大切にとっておきたいものにすること

という感じで、条件をつける=ちょうどいい感じのハードルを設けてあげると子どもたちは本当に真剣に考える。

教育の中で、条件をつけるってとても大事だ。
実は無秩序、自由勝手だと創造性は生まれにくい。
適度な制約があるから伸びるのだ。

番外編:仕事している姿を見せられるなら見せた方が良い

テレワークなどで家で仕事をしているなら、
自室にこもって仕事したりせずに、リビングでやった方がいい。

うるさいかもしれないが、
子どもに働いている姿を見せる機会はあまりないと思うので、
良いチャンスでもある。

ということで、今回は休校中に親がやるべきことというテーマでお送りした。

ぜひ参考にしてほしい。