「やりたいことがない」「取り柄がない」と思う人へ〜これからの時代の仕事の選び〜

激動の時代を生き抜いていけるか?

今、多くの人が時代の大きな変化を感じている。

私の動画を観てくれた方から

「私、何もできないんです。私なんの取り柄もなくて…」
「やりたいことが何もないんです…」
「就職をどうしたらいいかわからなくなりました」

というような質問をたくさんいただく。

今回は「やりたいことがない」とか「取り柄がない」という人向けに
どうやったらその悩みを解決できるか?
そして仕事を選んでいけば良いか?ということについてまとめていく。

自分が悩んでいるという人はもちろん、
お子様がやりたいことがないと言っているとか、就職で悩んでいるとかいう方にも役に立つ話だと思う。

やりたいことがない

やりたいことをやっていい

最初に「やりたいことがない」という方へ。

まず最初に言っておきたいのは、人生、「やりたいこと」「好きなことを」やっていいんだよ、ということ。

「やりたいことがない」という人の多くは、やりたいことがゼロの無気力人間っていうわけじゃない。
(だとしたらこんな悩みすらも抱いていないはず)

多くの人は
「やりたいことをやって生きていちゃいけない」
と思い込んでいることが多い。

例えば、昔、親から
「ゲームばっかやってちゃダメ」
「漫画ばかり読んでちゃダメ」
「好きなものばかり食べていちゃダメ」
だから、やりたいことをやり続けるのはよくないことだと思っている。

辛く厳しい練習に耐えたり、
苦行のような労働をひたすらやりぬく姿勢こそが正義。
それが仕事で、人生とはそういうもんだと刷り込まれている。

だから、多くの人は「やりたいことばかりやってちゃいけない」と、
心の奥底で思い込んで生きているのだ。

やりたいことはわからなくてもいい

「やりたいことがわからないんです」

と言って悩んでいる人も多い。

でも、そんなの最初から明確にわかっている人なんていないから安心してほしい。
世の中に「やりたいことで起業」とか「夢を叶える」みたいなキャッチコピーがあふれているので、まるで「みんながやりたいことがわかっている」ように感じる人もいるかもしれないが、それは出版社のマーケティングに踊らされているだけだ。

そもそも今の世の中正解なんてない。
正解がわからないから教えてとか、正解が見つけてから動くなんて、
そういう思考パターン自体が古い。

まず動くこと。
動きながら答えを探していくのが人生だと思う。

動いていると、なんとなくボンヤリしたものが見えてくる。
それについたり離れたりしながら生きていけばいい。

ついたり離れたりしているうちに、なんとなく軸が見えてくる。
動いてみて、やってみないと、軸は見えない。

やりたいことがなければ、とりあえずなんとなくでもおもしろそうとか、自分にできそうだと思う仕事をやってみればいい。

しばらく働いてみれば、それがやりたいことなのかどうなのかわかるはずだ。

やりたいことは変わっていい

物心ついた頃から、この道に進むと決めていました。
なんて人はほとんどいない。
イチローとかそういう天才ぐらいだろう。

そもそも5年後には今では思ってもみなかったような職業が生まれているかもしれない。
ヒカキンだって、はじめしゃちょーだって、小学生の時にはまさか自分がYouTuberなんてものになるなんて、夢にも思ってなかったはずだ。

私の場合だったら、元々は音楽教師だった。
音楽に関わる仕事をしたくて、でもプロになるほどの実力はない。
でもずっと音楽に触れていられるということで音楽教師を目指した。

でもピアノが苦手だったから、講師として働きながら毎朝5時に起きてバイエル練習して、なんとか試験に合格して、ようやく音楽教師になった。
教員生活もめちゃくちゃ楽しかった。

でも、もちろん理想と違う部分もあったり、他にやりたいこともたくさん出てきたりして、教員を辞めた。

で、なんだかんだで今はYouTuberになっている。
YouTuberになりたいなんて、半年前には夢にも思っていなかったが、
今はそれはそれでめちゃくちゃ楽しい。

「遊ぶ」「働く」「学ぶ」に差はない

ホリエモンこと、堀江貴文さんは『10年後の仕事図鑑』という本の中で、こう言っている。

僕は、「遊ぶ」「働く」「学ぶ」を同化させた、三位一体型の人生を送っている。(中略)
人生におけるすべてのアクションが、遊びとも、仕事とも、勉強とも解釈できる。

10年後の仕事図鑑より

堀江さんは若い頃のパソコンにハマり、独学でプログラミングを学んでいった。
それは「労働」としてではなく、堀江さんにとっては「遊び」でもあり、「学び」でもあった。

そしてそれを突き詰めた結果、それが「仕事」にもなっていた。

なんでプログラミングを突き詰めたかというと、やりたかったからであり、それが役に立ったからであり、おもしろかったからである。
決して、長い下積み生活の中で苦労してスキルを習得し、ようやく一人前になって独立したなんて、昭和的なストーリーではない。

そして、同書の中で堀江さんは、これからはそういう人生観、仕事観が当たり前になっていく、とも語っている。

そして、詳しくは後から述べるが、
今はインターネットが出現したことによって、そういう生き方がしやすい世の中になっている。

やりたいことを仕事にする方法

さてでは、やりたいことを仕事にするにはどうしたら良いか?
というと、答えは簡単で、死ぬほどやればいい。

ゲームがめちゃくちゃ好きだったら死ぬほどゲームをやればいい。
徹夜でやってそのまま仕事に行くぐらい。

心理学が好きなら、夜遅くまで本を読んでブログにまとめるとか。
家事なんて放置してやるぐらい。

死ぬほどできないとしたら、そんなに好きじゃないのかもしれないし、
そんなに優先事項じゃないのかもしれない。


私は今はそんなにゲームは好きじゃないけれど、
たぶん、ゲームを突き詰めて、それを収益化することもできる。

どうやるかというと、
すでに一般化しているゲームは競争率が高いので、ヒットしそうな新作のゲームを狙う。

そして、発売前から情報を仕入れまくって、スタートダッシュで何日間か徹夜してゲームをやり続ける。
そしてそれを動画で配信したり、攻略情報をまとめていく。

そのゲーム自体がヒットしなかったら元も子もないが、
そのゲームがある程度ヒットすれば、これだけで月に5万から、
うまくいけば100万ぐらいの収益になるんじゃないかと思う。

これはほんの一例だが、たぶん他のジャンルでも同じようなことができる。

仕事とどう向き合うか?

仕事との向き合い方には大きく分けて2つのタイプある。

ひとつは「好きなことを仕事にする」というタイプ。
もうひとつは「与えられた仕事を全力でこなす」というタイプ。

「好きなことを仕事にする」タイプは、ビジョンや理念が明確で、自分で道を切り開いていくタイプ。
意志が強く、ある意味わがまま。

「与えられた仕事を全力でこなす」タイプは、誰かの理念や人柄に共感して、それを支えて、一緒に切り開いていくタイプ。きょ
あの人の夢を叶えるのが私の夢です、という人。

どちらもありだ。

というか、会社には両方の人が必要だ。

「好きなことがない」と悩んでいる人は、誰か好きな人、尊敬する人、支えたい人を見つけて、その人をサポートすることを仕事にしていけばいい。
もしくはチームをつくっていく、会社を大きくすることでもいい。

特殊なスキルもなくてもいい。
それよりも、相手の思いを読み取る共感力とか、共有したり調整したりする力、コミュニケーション力、忍耐力、継続力が求められてくる。

このことを念頭に、
次の項目「取り柄について」考えてみよう。

取り柄について

自分の中から「取り柄」を見つける

「私にはなんの取り柄もない」と悩んでいる人も多い。

でも取り柄がない人なんていない。
私は教師として今まで2000人以上見てきたけど、みんないいところあった。

担任したクラスの生徒には、
1年の最後には一人ひとりに手紙を書いていいところを伝えられるぐらい。
どんな子でもいいところ、つまり取り柄はあった。

取り柄はすでに自分の中にある。
でも多くの人がそれに気づいていないだけなのである。

取り柄はスキルだけではない。

取り柄というと、「スキル」的なものだけだと思っている人も多いが、スキルだけではない。

人柄や体力、性格も立派な取り柄である。
気を遣える、料理が得意、優しいとかも立派な取り柄である。

専門職ではない一般職での採用で一番重要視されるのは人柄だと言われている。
同じぐらいのスキルの人だったら、人柄が良さそうな人が選ばれる。

特に、誰かを支えていく、チームをつくっていくような仕事の場合は、
特殊なスキルよりも、人柄や性格、コミュニケーション力が重視される。

1番じゃなくていい

スキル的なことで言えば、「取り柄」と言っても
なにも世界で一番の存在になる必要はない。

人よりちょっと得意ぐらいでもいいのだ。
クラスで1番ぐらいでいい。

また、民間人校長として杉並区の中学校の校長を努めた藤原和博さんは
ある分野の中で「100人の中の1人」になろう。
それができたら、あと2つの分野で「100人の中の1人」になろう。
それを3つ掛け合わせれば、100万人に1人の存在になれる。
と、提唱している。

地方都市とか、ニッチな市場だったら掛け合わせなくても
100人に1人の才能があればもうそれだけでも十分仕事になりそうな気もする。

新しいスキルを身につける

やりたいこととか、いろいろ突き詰めて考えていくと、
今のスキルじゃ通用しないな。
やっぱ新しいスキルを身につけないとダメだな〜と思うこともあるだろう。

それでいい。

エキスパートになってから仕事をしようなんて思っていたらいつまで経っても仕事はできない。
基本だけ理解して、あとは必要だと思ったらその都度調べて、身につけていけばいい。

多くの人はまず資格を取らなきゃと考えるが、
民間資格は基本、「資格ビジネス」なので取らなきゃいけないというわけではない。

例えば、
細木数子がどんな資格を持っているか気にする人はいない。
ホリエモンのプロフィールに「ITアドバイザー2級」とか書いてあったら、もう冗談としか思えないだろう。

自己流でもなんでも、成果を出せればOKだし、
信じてもらえればOKなのだ。

短期間で身につけられて使えるスキル

ここでザッとだけど比較的短期間で身につけられて使えるスキルを紹介しようと思う。(本当はこれだけで1本動画を取れるぐらいなので、あくまでも概要だけ)

プログラミング

プログラミングはだんだん誰でもできるようなアプリも開発されていくが、ここしばらくはまだ需要がある。やりながら、アプリにはできないぐらいスキルを高めていければ生き残っていける。

特に入り口としていいのは「Wordpress」(css/html/php)のスキルかなと思う。
私もブログなんかは自分でいじって、つくっている。

動画編集

動画編集も比較的身につけやすいスキルだ。
ただ、その分、単価はどんどん下がっている。

良客と繋がれれば収入の柱にはなる。

心理系/占い系/セラピー系

心理カウンセラー、占い師、セラピストは特に女性で目指す人が多い。
が、これは正直売り方次第。

つまり、マーケティングの知識が必要。

スキルは高くても客が集められない人がものすごくたくさんいる。

逆に言えば、そういう人はマーケティングの手法を教えてもらえればめちゃくちゃ伸びる。
私のところに相談に来る人でも、今まで「1ヶ月で5人くればいい」みたいな状態だった人が、数月後には忙しすぎて予約が取れないぐらいの状態まで伸びた人もいる。

転職か独立か副業か?

「これから世界はこう変わる!」という話をすると、焦ってしまって、

「先行きが不安なので今の仕事を辞めて転職します」
という人がいるが、そういう人にはちょっと待ってと止めています。

不況の時はできるかぎり続けよう

嵐の時に苗を植える人はいない。
同じように不況の時に転職しようとしても、うまくいかない。

不況の時の生存戦略として、
今、仕事があるならば第一は
「しがみついてでもその仕事を続ける」ことだ。

先走って辞めて「転職先ありませんでした」では話にならない。

嵐はいつかきっと治るので、
今はその時に備えて準備をすることが大切だ。

転職か独立か副業か

もうひとつ言うと、これからの時代は
「仕事を辞めて転職」という時代ではない。

今の仕事をしながら「次の仕事をつくる」「仕事を増やしていく」という視点が大事である。

なぜなら、今の仕事は5年後にはないかもしれないし、
これからうまくいきそうだと思ってはじめた仕事も10年後にはないかもしれないから。

ひとつの仕事に人生を捧げるというのは危険だ。

ひとつの仕事がうまくいけば、徐々にそちらに乗り換えればいいし、
うまくいかなければ辞めて、もうひとつの仕事を伸ばしていけばいい。

両方がうまく行っちゃった時と、両方がうまくいかない時はめちゃくちゃ苦しくなるが、そこを乗り越えると、とても安定してくる。

自分を棚卸しよう

最後に、仕事を選んだり、新たにつくったりする時に重要なことをお話しよう。

それは自分を棚卸することだ。

私のコンサルやコーチングを受けた方にはよくこのワークをやるが。
自分てなんなのか?自分てどんな存在なのか?
って、なんとなくわかっていても、明確に言葉にしている人って少ないと思う。

好きなこと

嫌いなこと

得意なこと

やってみたいこと

それらを書き出す。
そしてその4つを眺めながら
自分の本当にやりたいことや、自分の良さを自分の中から見つけていく。
(本当はもうちょっと細かいワークなのだが、ここでは割愛する)

このように、自分のスキルや、スキル以外のよさ、思い、特性などを洗い出し、客観的に見ていくことで、自己理解が深まり、やりたいこと、やるべきことが見えてくる。