「日本は戦争で悪いことをした。
 残虐なことをした」

日本の学校ではそう教えられている、
いわゆる『反日教育』『自虐教育』が行われている、
と、言われています。

今回はこの実態と裏側を、
元社会科教師の私が白日の元に晒したと思います。

私は10年以上にわたって
教員として社会科を教えてきました。

なので、その辺の評論家なんかよりも
生でその実態を把握しています。
今回の動画を通して、みなさんに
日本の教育の真実をお伝えすることができると思います。

ちょっと意外な内容もあるかもしれませんが、
ぜひ最後まで動画をご覧ください。

今後も知らないと恥ずかしい社会問題や国際問題などについて
元社会科教師の目線から解説する動画を出していきますので
チャンネル登録もぜひよろしくお願いします。

 

日本は悪いことをした

私が子供の頃、歴史の授業でこう教わりました。

「日本は太平洋戦争で、アジア諸国に侵略して
 多くの残虐な行為をしてきました。
 その結果、日本の都市は空襲で焼かれ、原爆が落とされ、
 多くの罪もない国民が命を落としました。
 私たちは二度とあやまちを繰り返さないようにしなければなりません」

と。

 

私以外にも、そう教わってきた人も多かったと思います。

アジア諸国への侵略、残虐な行為。
無能な軍部、かわいそうな国民、
日本は悪いことをした。
だから原爆を落とされたんだ。
とにかく戦前の日本は間違っていたんだ、と。

私たちが受けてきた授業の中で、
それ以外の情報なんてほとんどなかったと言っても
過言ではなかったと思います。

 

歴史はつくられる

そもそも歴史というのは、その人の立場によって、
まったく異なって見えるものです。
そして、その時の支配者、指導者によって、
まったく異なって語られるものです。

それは今、日本の同盟国であるあの国の状況を見れば
よくわかると思います。

ある人は「こうだ!」と言い、
でもある人は「違う!ウソだ!」と言う。

今その時代に生きていて、
その瞬間を目にしている私たちですら、
どちらが真実かはわかりませんよね。

そして、戦いに勝った人が
大規模な言論弾圧を行い、
「これが真実でした」
「敵の言うことはフェイクでした」
という既成事実を作り上げます。

そうして、負けた方の主張は
「フェイク」「陰謀」「間違っていた」
「彼は国民を扇動し、だました」
「彼は史上最悪の犯罪者だ」
ということになっていきます。

 

この構造はあの戦争、太平洋戦争についても同じです。
戦争に勝った側が、
「お前たちの指導者の言うことは全てフェイクだった」
「彼らは国民を扇動し、だました」
「彼らは史上最悪の犯罪を犯した」
というストーリーを、
正しい歴史ということにしたんです。

 

じゃあ、あの戦争、
大東亜戦争の真実はどうだったのか?

また、これは本題ではないので、
あくまでも主観で、簡単に語ります。

 

当時の日本人はあの戦争は侵略戦争とは考えていませんでした。
あくまでも
欧米列強に植民地にされて、支配されて、
ボロボロにされていたアジアを
解放するための正義の戦いだと思っていたんです。

私たちは「日本がアジアに侵略して支配した」と教わりましたが、
そもそも考えてみてくださいよ。

日本が侵略したも何も、
そこには日本よりも先に、アジアに侵略して
徹底的に支配している人たちがいたんですよ。
日本はそいつらを蹴っ飛ばして、追い出したんです。
日本人にとってこの戦いはアジア人との戦いではなく
欧米を追い出す戦いだったんです。

 

また、もうひとつは当時の日本は
欧米列強によって徹底的に経済封鎖されていたので、
もうアジアをまとめあげて独自の経済圏をつくらなければ
やっていけないという事情もありました。

 

もちろん、戦争なので、人はたくさん死んでいるし、
常軌を逸した行動をしてしまう人もいたでしょう。
でも、それは戦争では必ず起こることです。
日本人が極悪非道だったから起こった、という訳ではありません。

ベトナムでも、イラクでも起こっているでしょう。

 

そもそも戦争と虐殺は違います。
戦争は、お互いに正義があってそれが衝突した結果、
武力衝突になり、人が死ぬ。
虐殺は正義のぶつかり合いではなく、
最初から一方的に殺すことが目的です。

ナチスドイツのユダヤ人弾圧とか、
カンボジアのポルポト派による虐殺とか、
アメリカ軍による原爆投下とか。
それらははじめから一般人を大量に殺すという目的で行われています。

こういう出来事と、戦争は違うんですね。

ところが日本人は、
自分たちはナチスと同じような大虐殺をしたと思い込んでいる。

そして、アジアに対して申し訳ないことをしてしまった、
本当に悪いことをした、私たちは反省しなければいけない
私たちは未来永劫、この罪を償わなければならないと、
自分で自分のことを責め続けているのです。

これを『自虐史観』と言います。

1990年代に藤岡信勝という人が提唱した言葉です。

 

普通はどこの国でも
「我が国の歴史はすばらしい」と教えます。
散々世界中を植民地にして、
現地の人を殺しまくってきたイギリスやアメリカですらも
自国の歴史に誇りを持っています。

ところが、日本人は
自分で自分の国の歴史を責め続ける。

自虐教育をし続けているのです。

 

GHQの教育政策

なんでこういうことになってしまったかというと、
それはもちろん、GHQによる占領政策の成果です。

日本国憲法もそうですが、
日本人はマジメな民族なので、
戦後70年以上経っても未だにそれを大切に、信じているんですね。

GHQの占領政策についてはまた今度
改めて動画にしたいと思いますが、ここでは簡単に話ます。

 

日本は戦争に負けて、
アメリカ軍を中心とするGHQに占領、支配されます。

ここも勘違いしている人が多いですが、
日本国民は戦争に負けて解放された訳ではなくて、
6年間、連合軍によって占領、支配されてるんです。

その間に、徹底的な言論封鎖、情報統制が行われて、
日本を強制的につくり変えたんですね。

表向きは『民主化』したということになっていますが、
二度と日本が戦争をできないように、
そしてアジアをまとめて列強と並ぼうなんて思わないような
国家体制、社会の仕組みをつくったんです。

教育もそうですね。
教科書の内容をつくり変えて、
日本人がどんなに悪いことをしたか、
日本がなぜ罪を犯してしまったのか、
戦前の日本がどんなに異常だったのか、
ということを教えていく体制をつくります。

そして、ようやくようやく
今回の核心部分に入るんですが、
1945年12月、GHQは民主化政策の一環として、
『教員組合』の結成を指令しました。

そしていくつかの教職員組合が誕生し、
それらをまとめる形で、
1947年、日本教職員組合、通称『日教組』も結成されます。

 

ここに当時世界中で流行時始めた社会主義運動に
傾倒した熱心な活動家たちが参加します。

この人たちが、
GHQのつくった『歴史』にうまく乗っかりながら、
「日本は悪いことをしたー!」という教育を推進していったんです。

1960年には教職員組合への加入率は90%だったので、
教員はほとんど日教組だったということです。

JTU unionization rate

もちろん、その中にも階層というか、
濃淡はあります。

多くの教員は熱心な活動家に勧誘されて入った穏健な人たちですが、
一番熱心な人たちは学生運動をバリバリやっていて、
本気で日本に社会主義革命を起こそうとしていた人たちです。

 熱心な人ほどバリバリ活動して、
リーダーシップを発揮していきます。
会議でもガンガン発言します。

そういう人たちによって、
日本の歴史教育、平和教育、人権教育がつくられていきました。

なんで社会主義者が熱心に日教組活動をしたかというと、
旧体制、古い体制を批判して、
これじゃダメだ!日本はおかしい!
こんなにひどい国は変えないといけないと思い込ませるのが
革命への第一歩だからです。

この手法は中国やカンボジアなど社会主義国で、
実際に行われていた左翼の常套手段です。

そしてそういう人たちから
左翼的な教育を受けたと人たちが、
1960年代には教壇に立つようになります。

 

無自覚な自虐教育

1960年以降に教員になった人はみんなGHQが修正した歴史教育しか受けていないので、
それが真実だと思い込んでいます。
そうして『つくられた歴史』が当然の事実として、
学校で教えられるようになっていったわけです。

なので、先生方は全く悪気なく、

「日本はこんなに悪いことをしました」

と教えていました。

そういう中で、さらに教育効果を高めるために、
一生懸命勉強した先生方は
マスコミが捏造した『ウソの事件』にも飛びついて、
積極的に教材として取り上げるようになります。

例えば、南京大虐殺、百人斬り、従軍慰安婦などがそうです。

これらは、今で言うと『都市伝説』の類です。
マスコミ、新聞、週刊誌なんかが部数を伸ばすために、
いろんな人の証言を集めて、信憑性を確かめず、
都合よく編集して流したゴシップです。

当時は「日本はこんなに悪いことをした!」というネタがもてはやされたんですね。

それをいいことに取材、出版、講演などでお金を稼いでいる
自称元被害者もいたでしょう。

でも今みたいにインターネットなんてないですから、
「どこどこの○○婆さんが、昔、日本軍に連れて行かれて乱暴された」
と言っているらしいという情報に対して

「デマ乙」とか
「ソース出せ」とかいう人がいなかったんですね。

だからそれがドンドン既成事実化してしまって、
さらに学校教育の中でもそれが拡散されていった。

例えばこんな感じです。

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これは2012年の出来事ですが、
2012年になってもこうなのですから、
それ以前はもっともっとこういうことが行われていて、
熱心な先生方が、熱心にデマを拡散してしまっていたのでしょう。

これは日教組の教育研究全国集会での発表だそうですが、
全国集会での発表の前には、
校内での検討、市内での研究・研修会、県内での発表などがあり、
それを経て全国集会での発表となります。

驚くべきことはその過程で、
これに対して異議を唱えた人がいなかったということです。

誰か一人でも「いや、それデマだよ」と指摘する人がいれば、
全国集会でデマを拡散するという醜態を晒すこともなかったはずですが、
2012年になってもこんな状態が続いているというのが現状なんです。

 

日教組と政治

日教組は1960年代にはほとんどの教員が加入していたので、
当然政治的な力もものすごくあります。
文科省の中にも日教組の影響を受けた人がたくさんいます。
いや、だってほとんどの教員が日教組だったんですから当然ですよね。

そもそも『ゆとり教育』とか『総合的な学習の時間』
というのは日教組が掲げた政策です。

競争は良くないから「みんなで手を繋いでゴールしよう」とか、
「○○くん、○○ちゃんと呼ぶのは差別だから、○○さんに統一しよう」とかいう教育もそうです。

 

ところがこの流れが変わったのが
1990年代です。

この時、この日教組的、反日的で
根拠のない教育に対して、疑問の声が上がり始めました。

そのひとつが「新しい教科書をつくる会」です。
40代以上の方は「歴史教科書検定問題」というのを
覚えている方もいるかもしれません。

要は

「国がわざわざ日本をおとしめるような教育をするのはおかしい」
「従軍慰安婦とか、南京大虐殺とか、事実かどうかわからないようなものを教科書に載せるのはおかしい」
「子どもたちが日本を好きになれるように、ちゃんと、日本の視点から書かれた教科書をつくろう!」

という運動です。

でもこれは文科省や左翼学者などから
ものすごい反対を受けて、なかなか認められませんでした。

 

でもこの運動が起こったことによって、
今まで当たり前だったものが当たり前ではなくなった。

「日本は偉大な国である」と教える必要はないんだけど
「日本は悪いことをした」っていうのは本当なのかな?

という疑問を、現場の先生方も少しずつ持つようになっていきました。

 

私が教員になったのはその頃です。

 

日教組の現状

で、最後に日教組の現状ですが、
2004年以降、教員の日教組の加入率は30%を切っています。

全盛期の3分の1です。

 

しかも、地域によりますが、
過激な左翼教育、過激な活動をしている人は
かなり少なくなっているのが現状です。

 

日教組の活動自体、実はもともと地域差があります。

静岡は『静岡県教職員組合』という日教組系の組合があるんですが、
県内90%以上の教員がこれに加入しています。

みーんな日教組です。

実は、、、私も入っていました。

こんだけ言っておいて入ってたんかい、と思われるかもしれませんが、
日教組に入っているという自覚はほぼなくて、
静教組に入っている、みんな入っているから入っているというだけでした。

静岡県はそんな感じなので、
過激な活動なんて一度もしたことないし、
そもそも国旗、国歌反対とか、言ってる教員に会ったことがないです。

 

ところが、
地域によってはどことは言いませんが、
もともと人権問題とか、差別問題とか、たくさん抱えているような地域もあるじゃないですか。

そういう地域はものすごく組合の活動が左翼的で、
中には過激な地域もあります。
静岡から他の『府』に、引っ越した先生なんかは本当に驚いていました。

 

いずれにしても共通しているのは、
少しずつ先生方の意識は変わっているとはいえ、
まだまだ無自覚に『自虐教育』をしてしまっている先生は
たくさんいます。

そもそも社会科の先生ですら、
政治問題、歴史問題についての関心が低いです。

自分たちが教えていることが、政治問題、
国際問題につながっているという感覚が希薄です。

だからこそ、いまだに自虐教育を平気でしてしまう先生が多いのだと思います。

 

ということで、今回は元教師の私が
日教組『反日教育』『自虐教育』の実態暴露というテーマで動画をお送りしました。