これから世の中が大きく変わって、
デジタル化が進んでいく。
そんな中で自分が生き残っていけるか?

という不安を抱えている方
多いと思います。

 

AIが普及することで
10年以内に47%の仕事がなくなる
…なんて言われると心配になりますよね。

くしくもコロナ禍の中で
時代が3年飛ばしぐらいで進んでしまった感じがあり、
テレワークやオンライン化がものすごいスピードで進んでいます。

アフターコロナの世界では
時代は大きく変わっていることでしょう。

 

実はAIによっていろんな仕事がデジタルで、
自動で行われるようになっていくというのはもちろんなんですが、
時代はもっともっと進んでいて、
これからも社内人事や人事評価も
AIが判断していく時代になっていくかもしれません。

つまり、AIによって
「あなたはうちの会社にとって不要です」
と言われて、クビになってしまう人が出てくる。

そうなっていく可能性がある、ということです。

 

ということで今回は
「アフターコロナ、AI人事で即クビになる人の特徴」

というテーマでお送りします。

 

まずはじめに
いや、AIが人事を決めるってどういうこと?
どんなふうに変わっていくの?ということ。
後半では実際にそういう社会になった時に
真っ先にクビにされてしまうのはこういう人だということ
についてお話ししていきます。

 

最後まで読んでいただけると、
AI時代になってもクビにならずに済むというか、
むしろ会社の中で存在感を発揮して、活躍していける人材になれると思います。

ぜひ最後までご覧ください。

 

このブログでは「好きを仕事に自分らしく生きる」をテーマに、
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AIが人事を決める時代?

まずはじめに、AIが会社の人事に関与する時代になってくるかどうか?
ということなんですが、
採用の分野ではすでにAIによる判定が実用化されています。

 

具体的には履歴書を判定したり、
その人の性格や特性、継続力なんかをAIが判断する仕組みが
すでに実用化されているようです。

ちょっと問題になったことなんですけど、
去年2019年、就活支援サービスの『リクナビ』が
AIを使って学生の『内定辞退率』を産出し、
それを企業に販売していたことがわかり問題になりました。

企業からしたらせっかく採用してやると言っているのに、
採用が内定してから『辞退します』と言われてしまうとものすごく損害なんですよね。
だから、できるだけ内定を辞退しない人を雇いたい。

そこでリクナビが自社サイトとか、その他のサービスから
その学生についての情報を集めて、AIによってその学生の辞めやすさ、
内定辞退率を算出して、それを希望する希望に売っていたと。

もちろんこれは個人情報の流出とか、
データの不正利用、無断利用に当たるので、ものすごく問題視されて、
今ではやられていないと思うんですが、
近い将来こういうシステムが公に導入される可能性もある。

 

実際、ソフトバンクでは2017年から
AIがエントリーシートを解析して、
書類審査の合否を決めているそうです。

Amazonは最近やめたみたいなんですが、
一時期AIによる採用システムを導入していました。

そして、最近ニュースになったのが、
愛知県内の企業がAIで受験者の笑顔を判定し、
採用の評価基準にするというニュースですね。

AIが顔認証して
「作り笑いかどうか?」
「普段からよく笑う人かどうか?」
を判断するそうです。

もちろん、今紹介したような例でも最終的には
人間がマンパワーで判断するんですが、
その前段階として、AIがふるいにかけるというイメージですね。

 

AIが人事評価する

そしてこれからAIによる人事評価のシステムが
ドンドン普及していくると言われています。

そして、採用の分野ではすでにAIが実用化されているということは
これから、人事評価や人事、人員整理や解雇などの面でも
導入されていくということですね。

 

もちろん、それはエクセルの成績表でABCの評価つけて
総合ランクAみたいな単純なシステムではありません。

「売り上げをあげたかどうか?」というような
表面的な数値だけでなく、
信用や人間関係なども数値化されて評価されます。

この人はどんな成果を出しているか?
何時間働いているか?
どういう性格だと思われているか?
締め切りを守れるか?
返信が早いか遅いか?
信頼されているかどうか?
というのをAIが分析して、評価する。

 

で、そのスコアが悪いとAIが
「あなたはクビ候補ですよ」
というような判定を出してくることもあるということです。

 

今までだったら、
社内評価とか、解雇とかについては
どうしても人間の感情が一番優先的な判断材料になっていた。

例えば、
勤続20年のベテラン社員Aさんと、
2年目の派遣社員Bさんとどちらをクビにするかと言ったら
多くの人は
「20年も組織のために尽くしてきたAさん」
を選ぶでしょう。

 

でも、AIは

「Aさんの仕事は代用可能。
 むしろ手続きをデジタル化していけば不要になります。
 あと部下からの信頼度も低いです。
 しかも給料が高すぎて、会社にとってコストになってます。
 よって、Bさんを残してAさんをリストラ対象にすべきです」

と判断するかもしれない。

もちろん、最後に決めるのは人間ですが、
A Iがそう判断しているという事実は
人事部としてとても重く受け止めざるを得ないでしょう。

そして、それを覆してBさんを辞めさせるためには
きちんとした裏付けも必要になります。

 

信用や人間関係も評価される

ここで
「人の信用度まで数値化できるのか?」
という疑問を持つ方も多いと思いますが、
中国ではセサミクレジットという「信用スコア」が
すでに一般化しています。

支払いやクレジットの情報
人間関係
購買活動などの情報を集約してAIがスコアリング。
「信用スコア」と呼ばれる点数をつけるシステムです。

この信用スコアは社会のいろんなところで活用されていて、
このスコアが悪いと、
お金を借りられないとか、
会員になれないとか、採用に不利とか、
いろんな場面で不利益を被ることになります。

かつての中国人は
平気で借りたものを返さない、
信号無視する、嘘をつく、仕事をバックれるなど
かなりマナーの悪さが問題になっていました。

でも、今はこういうことをすると、
信用スコアが下がってしまう。
だから、信用スコアのおかげで人々のマナーが
ものすごく改善されているそうです。

日本は個人情報の観点から
日本の社会全体でこういうシステムが普及することは
ちょっと難しいかもしれません。

でも、会社内では運用されていく可能性はあるなと思っています。

 

例えば、
何時間働いているか?
どういう性格だと思われているか?
締め切りを守れるか?
返信が早いか遅いか?
信頼されているかどうか?

この辺は仕事がデジタル化されていれば、
かなり容易に管理できるようになります。

社内で誰かが助けてくれたら
社内SNSで「ハート」を送るみたいなシステムもできるかもしれない。

 

がんばっている、がんばっていない、についても
評価の仕方は変わってきます。

今までだったら、
夜遅くまで会社に残っている人が
「がんばっている」と評価されていたけれど、
AIからしたら
「この人は効率化できるところを効率化していないせいで
 仕事が遅い。
 残業代を無駄に浪費している」
と評価するかもしれない。

 

「飛び込み営業100件」回っている新人を
古いタイプの上司は
「がんばっている」
と評価するかもしれないけど、
AIは
「営業スキルが低すぎて、コスパが悪い。
 まずは営業スキルのアップさせるべき」
と評価するかもしれない。

そんなふうに評価の仕方も
変わっていくと思われます。

 

 

AI人事で即クビになる人

それでは後半では、
「AI人事で即クビになる人」はどんな人か?
ということについてお話ししていきます。

 

給料が高い割に仕事していない人

まずはじめに「給料が高い割に仕事をしていない人」です。
一部の管理業務、中間管理職がこれに当たります。

2020年初頭から、
「妖精さん」という言葉がたびたび話題になっていますが、
みなさん聞いたことありますかね?

ろくに働かない中高年サラリーマンを揶揄する言葉です。
朝しか姿を確認できないのでそう言われるそうです。

中間管理職的な人で、
ほとんど席にいない、どこで何をしているのかわからない、
タバコを吸いに行っていたり、
電話をしていたりしている。
なんの仕事をしているのかもよくわからない。

そういう人のことです。

 

いや、もちろん本人たちは仕事をしているつもり、
こういう人たちはAIからしたらあまり意味がないと
判断されてしまいますね。

その人が働かない分、部下や周りの人たちが働かされているので、
その人たちからの信用の低さもスコアに影響しそうです。

 

もっとも影響するのは、その人の生産性に対して、
給料が見合っているかどうか?

つまり、会社にとって、
コスパが良い人か、コスパが悪い人か?ということです。

この人を雇うぐらいだったら、
派遣社員のあの人を正社員にして雇った方が
会社にとって1000万円の利益になります。
と判断されてしまうこともありそうです。

 

効率化できない人

パソコン仕事って、
人によってかなりスピードに差が出ますよね。

AIによる人事評価が導入されると、
その差は数値化されて明確に出てしまうと思います。

 

例えば、A4サイズ1枚の企画書をつくるのに
社内平均1時間だが、
あなたは3時間もかかっていて明らかに遅いです。

ショートカットキーを使用して
業務を効率化してください、とか。

 

ネットで調べ物している時間が多すぎて
実際に作業している時間が少ないですとか。

 

それ自体ももちろん評価に入るとは思うんですが、
AIはそういう表面的な評価だけでなく、
もうちょっと深いところを評価すると思うんですね。

どういうことかというと、
「全然進化しねーなこいつ」
とか
「効率上げる気なーだろ」
みたいなところが評価に影響してくる可能性はあります。

例えば、
どんな仕事について、即成果が出ないとか、
成果が出ない時期があるとか、そういうことってありますよね。

でも、それは表面的なことなので、
そういうデータはすでにAIに織り込み済み。

重要なのはそれに対して、
どんなことをして、どう変化しているか?
そういうところまで判断できるようになっていくと思います。

 

なので、
「がんばっているんだけどね〜」
っていうのは通用しなくなってくる可能性もあります。

 

信用スコアの低い人

最後は信用スコアの低い人。

前半でも少しお話ししましたが、
社内での人間関係や、社会人としてのマナーの部分なんかが、
信用スコアとして評価の対象になる可能性があります。

 

例えば、マウントおじさん。

自慢ばかりしていて、話が長くて、仕事しないような人ね。
もちろん、マウントおばさんもそうです。

そういう人は、
周囲からの信頼度がめちゃ低い可能性があります。
そういうのも人事評価に影響してくる可能性はある。

 

「マウントおじさん」については、このチャンネルで以前、
動画を出しているので、よかったらそちらもご覧ください。

 

あと、締め切りを守らないとかね。
言い方が粗暴で攻撃的とか、
すぐに怒るとか、非協力的だとか、
人数が多い職場なんかでは社内SNSのようなシステムを使って
この辺りまで数値化されていく可能性はあると思います。

こういうことを言うと過剰に心配する人もいるんですが、
まぁ普通に働いて、普通にコミュニケーション取れている人は大丈夫ですよ。

 

締め切りを守らないとか、
すぐ怒るとか、

今までみんなが嫌だと思っていたんだけど
なかなか可視化できなかったような部分が
AIによって可視化されると言うだけですからね。

 

 

と言うことで今回は
アフターコロナの時代に、AI人事が普及したら即クビになる人
というテーマでお送りしました!