コロナの経済面への影響が
だいぶ明るみに出てきています。
自動車業界なんかは1.8兆円、
鉄道関係は8000億円の損失が
あるんじゃないかと言われています。
皆さんのお仕事や、
業界にもいろんなところで影響が
出始めているんじゃないでしょうか。
でもそんな中でめっちゃ伸びている
爆進している企業や人もあります。
一方でめちゃくちゃダメージを受けて没落していき、
アフターコロナの世界では
たぶんステージから退場しているだろう
という人もいます。
その差はどこで生まれるのか?
今回は
まず前半では人の性格や行動の面から見て、
没落する人と爆進する人の差を考えてみたいと思います。
後半では実際にすでに起こっていること。
実際にもうすでにかなりダメージを受けている業界と
もうすでに爆伸びしている業界と
明暗が分かれているようなんですね。
なので、すでに実際にダメージを受けている業種と
すでに伸びている業種、
それぞれどんな業種があるのか、
後半ではそれを見ていきたいと思います。
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没落する人
まずはじめにアフターコロナの世界で、没落する人の特徴。
没落って、まぁキャッチーなんで没落って言葉使ってますが、
まぁ伸びない人、とか、
うまくいかない人、という風に捉えてください。
そういう人を2パターン紹介します。
楽観する人
まずひとつ目は楽観する人。
コロナ禍の初期に、居酒屋とか、SNSとかで、
「大したことない」
「不安をあおってるだけ」
って論説を振りかざしていたおじさんいるじゃないですか?
うん、まぁ持論を主張するのは悪いことではないんだけど、
何でそう思うんでしょうか?
例えば、災害の時。
九州豪雨でもそうなんですが、
どうしても逃げ遅れてしまう人いるじゃないですか?
大雨特別警報、土砂災害警戒情報とか出まくっていても
それでも逃げ遅れちゃう。
何でか?
それは
「自分は大丈夫だ」
「自分は死なない」
「大したことは起こらない」
という思い込みがあるからなんですね。
これを心理学では
「正常性バイアス」
「楽観バイアス」
と言います。
「大したことない」
「ただの風邪だ」
と言っている人たちの多くは
数多くのデータやニュースを分析した結果
そう言っているのではなく、だいたいは直感で言っています。
なのでそういう意見の8割は思い込み、
楽観バイアスで言っているものです。
もちろん中にはいろんなデータを見た上で
そう言っている人もいるんですね。
武田邦彦先生とか。
それは専門家の意見としてはいいんですよ。
専門的な見地から意見を述べて、
何もわからない私たち民衆に知恵を示すのが専門家の役割ですからね。
でもその辺のおじさんがね、
「大したことねーよ」
って近所の居酒屋でいばっていても何の影響力もないですからね。
「大したことねーよ、騒ぎすぎだよ」
ってくだ巻いてみても、世の中1ミリも変わらない。
そもそも重要なのは感染症そのものとか、
コロナで死ぬかどうかじゃなくて、
パニックの中で人々がどう動くか?
ということなんですよね。
そこを理解している人は先を読んで動けるんですけど、
「コロナは大したことないから大丈夫だ。騒ぎすぎだ」
という視点から動けない人は、
そこで思考停止しちゃってるんですよ。
そういう人は時代から取り残されてしまう可能性が高いですね。
元に戻そうとする人
二つ目は「元に戻そうとする人」です。
作家の本田健さんは
「コロナが収束しても、世界は元には戻りません。
アフターコロナの世界は、今とは全く違う世界になっています」
という説を提唱し、
アフターコロナという言葉を世に広めました。
この考えを日本ではじめて提唱していたのは
恐らく本田健さんだと思います。
その後、すぎやまをはじめ、
いろんな人がアフターコロナ、アフターコロナと言い出し、
アフターコロナという言葉が一気に広がったわけですが、
この言葉、
単に「コロナ後」という意味ではありません。
今までの世界をビフォアーコロナの世界として、
コロナ後に広がる、今までとは全く違う世界のことを
アフターコロナというんですよ。
これ、
アフターコロナで一番バズった人が言うんだから
間違いないですよ。
つまりコロナによって変わってしまった世界は
元には戻れない、そういう前提で話を進めて行かなきゃいけないんですね。
何で戻れないかというと、
戻ろうとするとあっという間に感染が拡大しちゃうからなんですね。
今の日本、そしてアメリカがそういう状況にあります。
感染が収まってきたから様子を見ながら元に戻そう!
会社に行って今まで通り仕事しよう!
GoToキャンペーンで旅行に行こう!
夜の街に飲みに行こう!
イベントも楽しもう!
…となると
あっという間に1日、100人、200人感染者が増えてしまう。
日本はまだそれくらいですけどアメリカなんかはあっという間に
5000人とか10000人とか増えちゃうんですよ。
そうなってはじめて
「今まで通りなんて無理なんだな」と痛感するわけです。
でも残念ながら日本にも、もちろん世界にも
「何とかして元の世界に戻ろう」する
おじさんたちがどうしてもいるんですよね。
テレワークできるのに出勤させたり、
時間差出勤でも問題なかったのに朝礼やりたがったり、
飲み会も旅行も復活させよう、
会議は会議室でしよう、
そういう人たちが残念ながら一定数いる。
幕末に一生懸命大砲撃って黒船を追い返そうとしたり、
外国人に切り捨て御免してたサムライと同じですよね、これ。
そんなんチョンマゲゆった極東の島国が
刀で抵抗したところで勝てるわけない。
今って、産業革命以来続いていた
資本主義社会の方向性が大きく変わろうと
しているほど、大きな変革期なんです。
その時代の変化についていけない人は
没落します。
明治時代も古き良き日本の伝統を守りつつ、
西洋文明をいち早く取り入れていった人たちが
力をつけていって、日本を牽引し、
世界と渡り合えるまでの国をつくっていった。
今まさにそんな時代の転換点にいると考えましょう。
補足:非デジタル全滅はあり得ない
補足ですが、
こういう話をすると、
「私、デジタル苦手!どうしよう!やばい!死んじゃう!助けて」
と焦ってしまう方が多いようですが、
それは心配しなくても大丈夫です。
なぜならあと数十年のうちに、
非デジタルの仕事がすべて消滅することはあり得ないからです。
100年後には介護も掃除も病院もスーパーも
何もかもデジタル化、機械化しているかもしれませんが、
そんな先のことは心配しなくても大丈夫です。
少なくともあと数十年は
マンパワーで動かしていく仕事は存在し続けます。
例えば、
介護、医療、スーパー、セラピスト、工事、建築、清掃などなど。
もちろんそういう職場にもIT機器やロボットがどんどん導入されてくるとは思いますが、
この世から人間の仕事が消滅してなくなることはないので
そこは安心してください。
爆伸びする人
続いて、アフターコロナの世界で爆伸びする人。
その特徴を2つ紹介します。
チャンスと捉える人
まずひとつ目はチャンスと捉えて行動できる人です。
重要なのは「大したことない」とか
「騒ぎすぎ」とか「不安をあおってる」と
文句言うことじゃなくて、
これをチャンスに変えて行動できる人ですよね。
いくら大したことないと叫んでもコロナは広がってるし
人々の恐怖心はなくならないんですよ。
それはおかしいと言っても変わらない。
だったらそういう状況の中で、
どう戦っていくべきか?
どうビジネスを展開していくべきか?
考えるべきなのはそこじゃないですかね?
例えば、
「今の株式市場はおかしい!
政府が不正に底上げしている!
おかしいったらおかしい!
お前ら騙されるな!絶対絶対おかしい!」
といくら声高に叫んだところで、
相場は変わりませんよね。
そんなことしてる暇があったら
その相場の中でどう動くか考えましょうよと。
そういうことです。
もちろん今回のコロナショックで亡くなった人もたくさんいるし、
本当に苦しい経済状態になっている人もたくさんいる。
だから、
「チャンスだ」なんて言うのは不謹慎だと言われるかもしれない。
でも、
それくらいのガメツさがないと、
激動の時代は切り抜けられないと私は思っています。
柔軟に変われる人
続いて、柔軟に変われる人。
先ほどもちょっと言いましたが、
幕末から明治にかけて
新しい時代を築いていったのは
いち早くチョンマゲを切って、
洋服を着て、西洋文明を受け入れた志士たちでした。
幕府側について最後まで江戸幕府を守ろうとした
会津藩士なんかは、鳥羽伏見の戦いで甲冑を着て戦ったそうですからね。
それに対して、
薩長軍は近代装備を身にまとって、
近代的なシステムで組織化された歩兵部隊です。
今、時代の流れに逆らってテレワークを否定したり、
無理やり元の世界に戻ろうとしてる人は
甲冑を着て馬に乗ってガトリング砲に突っ込んでいく
サムライみたいなもんですよ。
それが美しいと思えばそうすればいいですが、
生き残りたいと思えば時代に柔軟に対応していくしかない。
もちろん、理念とか魂まで変える必要はないですよ。
ハートの部分は残したままで
新しいシステム、新しい時代に合ったものを
どんどん取り入れていこうということです。
そういう人が次の時代を牽引し、
爆伸びしていくと思います。
影響を受けた業界・業種
ということで、
没落する人と爆伸びする人について考えてみたわけですが、
もうすでに時代は動いています。
もう現時点でかなり経済的にダメージを受けている業種もあるし、
もうすでにかなり伸びている業種もあります。
最後にそれを見ていきましょう。
減益している業種
まず最初にもうすでにかなり影響を受けて、
経済的なダメージを食らっている業界。
それは
1位 観光
2位 外食
3位 百貨店
4位 自動車
5位 自動車部品
だそうです。
観光、外食はわかりますよね。
百貨店はいち早く休業を決めたことと
ハイブランドの消費が冷え込んだこと。
自動車は工場がストップしたり、
自動車の消費が落ち込んだことによる影響だと思います。
あともちろん、航空、交通関係はかなり減収の見込みだそうです。
意外なところでは、
オフィス利用が減ったことによりって、
施設警備、事務用品、テナント管理などの業界も影響を受けているそうです。
増益している業界
続いて利益を伸ばしている業種
1位 Eコマース
2位 医療用品
3位 製薬
4位 ドラッグストア
5位 スーパー・コンビニ
まさに自粛生活に直結した業種ですね。
ネット関係ではゲーム、Eラーニング、Eスポーツも伸びているそうです。
IT企業が爆伸びしている状況は世界でも同じで、
欧米ではGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)とMicrosoftとNetflix。
中国ではBATH、Baidu、Alibaba、Tencent、Huaweiが伸びているそうです。
こういう状況は世界でも、日本でもアフターコロナまで続くものと思われます。
ということで、
今回は「アフターコロナで没落する人と爆伸びする人」というテーマでお送りしました。
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